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本態性(老人性)痴呆症発症の予防医学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 09470114
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公衆衛生学・健康科学
研究機関島根医科大学

研究代表者

多田 學 (多田 学)  島根医科大学, 医学部, 教授 (80127521)

研究分担者 天野 宏紀  島根医科大学, 医学部, 助手 (80293033)
神田 秀幸  島根医科大学, 医学部, 助手 (80294370)
金 博哲  島根医科大学, 医学部, 助手
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード痴呆予防 / 脳活性化 / essential dementia / brain blood flow / body movement / prevention of essential dementia
研究概要

近年、本態性(老人性)痴呆症の発症や病態のメカニズムが明らかにされるにつれ、脳機能低下を予防させるために、より早期に精神機能の低下の兆候を特定することに注目が集まってきている。従来我が国において実施されてきた痴呆症対策は、痴呆がある程度のレベル以上に進行してしまっているため、改善が極めて困難な状態の痴呆症に対する医療・リハビリテーションによるケアであった。そこで、我々は島根県H町在住の初老期以降(50歳以上)の地域住民について、二段階方式診断法を用いた軽症痴呆症の評価法及び脳活性化対策の有効性を検討し、次のような結果が得られた。
1)性・年代別かなひろいテスト得点では、女性において加齢による得点の低下が見られた。
2)本研究では二段階方式診断法を用いて参加者58名のうち前痴呆8名、軽症痴呆4名であった。
3)かなひろいテストの得点とMMSの得点との相関係数は0.6868で、正の相関が認められた。
4)脳活性化対策実施後で60歳代男性を除いて全ての性・年代別で教室前のかなひろいテスト得点を上回った。
5)脳活性化対策の継続実施は教室前の状態に比べ痴呆状態を改善しうることが明らかになった。特に、対策開始後2年間継続によって、かなひろいテスト平均得点の上昇がピークに達することが分かった。
6)ライフスタイル調査では、重点対策前と対策開始1年後で参加者の日常生活に、ADLや対外的な行動に大きな割合の変化は無かった。
7)参加者の痴呆に関する意識では、対策開始後1年でアンケートに14名全てが「自分は痴呆にならないと思う」と回答した。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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