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全身性エリテマトーデスの発現前病態におけるT細胞機能の解析

研究課題

研究課題/領域番号 09470128
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 内科学一般
研究機関順天堂大学

研究代表者

橋本 博史  順天堂大学, 医学部, 教授 (60053120)

研究分担者 小林 茂人  順天堂大学, 医学部, 講師 (40186739)
高崎 芳成  順天堂大学, 医学部, 助教授 (80154772)
八木田 秀雄  順天堂大学, 医学部, 助教授 (30182306)
戸叶 嘉明  順天堂大学, 医学部, 講師 (40217469)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
キーワード全身性エリテマトーデス / HLA-classII / 児 / 抗核抗体 / CD80 / CD86 / Fas / B細胞 / T細胞 / HLA-class II / 妊娠 / アポトーシス
研究概要

[目的]抗核抗体はSLEの診断基準の1項目であるが、抗核抗体陽性者がすべてSLEを発症するわけではない。しかしながら、SLE発症前段階における経時的な免疫学的変化を解析した報告はなく、抗核抗体陽性者の中でどのようなリンパ球を主とした免疫学的異常が認められたときにSLEが発症するかは不明である。本研究ではSLEの患者より出生した児(SLE児)における、抗核抗体の力化の変動と、リンパ球機能との関連について追跡調査を行い、更にSLEの病因について検討することを目的とした。[対象と方法]SLE児を対象とし、抗核抗体、末梢血リンパ球細胞表面分子の解析を行った。[結果](1)SLE児の抗核抗体の陽性率は、健常児に比べ高率であり、男女比は、女児に有意に高かった。また経時的に経過を追えたSLE児で抗原抗体が陽性化した年齢は4〜8歳に集中していた。(2)全SLE児においては抗核抗体陽性例が陰性例に比べ、CD4/CD8比が有意に低下していた。またSLE児ではCD4/CD8比比は3〜4歳で一過性に低下していた。(3)SLEでは1歳〜10歳間でCD3/CD19比が上昇する傾向があった。(4)SLE児の末梢血Bリンパ球をCD40抗体で刺激後Fasの発現パターンを検索したところ、11例中抗核抗体陽性であった1例にFas低発現B細胞を認めた。[結語]今回、経時的に観察できた対象の中にはSLEを発症した症例は認めなかったが、SLE児にはいくつかの免疫学的変化がみられた。今後SLE児の追跡調査を続けることにより、SLEの発症要因の究明に役立つと考えられる。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (8件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (8件)

  • [文献書誌] 村島温子: "SLE患者より出生した児の長期予後"リウマチ科22. 22(印刷中).

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 橋本博史: "全身性エリテマトーデス患者より出生した児の免疫学的異常"平成9年度東京都特殊疾病(難病)に関する研究報告書. 55-58 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 村山温子: "膠原病と妊娠"組織培養工学24. 24. 397-399 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 橋本博史: "全身性エリテマトーデス患者の妊娠例における児の予後"平成8年度東京都特殊疾病(難病)に関する研究報告書. 68-71 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 村島温子: "SLE患者より出生した児の長期予後"リウマチ科22. (印刷中)22.

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 橋本博史: "全身性エリテマトーデス患者より出生した児の免疫学的異常"平成9年度東京都特殊疾病(難病)に関する研究報告書. 55-58 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 村島温子: "膠原病と妊娠"組織培養工学24. 24. 397-399 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 橋本博史: "全身性エリテマトーデス患者の妊娠例における児の予後"平成8年度東京都特殊疾病(難病)に関する研究報告書. 68-71 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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