研究課題/領域番号 |
09470130
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
消化器内科学
|
研究機関 | 京都大学 (1998-1999) 群馬大学 (1997) |
研究代表者 |
誉田 芳孝 京都大学, 医学研究科, 助手 (90261867)
|
研究分担者 |
竹内 利行 群馬大学, 生体調節研究所・遺伝子発現分野, 教授 (00109977)
千葉 勉 京都大学, 医学研究科, 教授 (30188487)
青山 伸郎 神戸大学, 医学部, 助手 (30243299)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1997年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
|
キーワード | ガストリン / HDC / ヒスタミン / 胃粘膜 / 分化 / 増殖 / 被蓋上皮細胞 / 分化-増殖 / トランスジェニックマウス / 胃粘膜上皮細胞 |
研究概要 |
申請者らは新たに高ガストリン血症をきたすトランスジェニックマウスを作成し、1)正常状態では胃被蓋上皮ガストリン受容体は極めて低い発現レベルで存在しており、2)受容体を介したガストリン長期刺激により、被蓋上皮細胞ガストリン受容体の発現が増加していることを示唆する結果を得た。また、胃被蓋上皮培養細胞GSM06を用い、長時間ガストリン刺激前後でのガストリン受容体mRNA、蛋白の観察を行ったところ同様の結果を得た。 さらに1)ガストリン刺激によるガストリン受容体発現増加をルシフェーラーゼを用いたプロモーターアッセイで確認した。また、2)胃粘膜培養細胞に対する長期間のガストリン刺激が、この細胞内でのヒスタミン産生を刺激すること培養細胞を用いた実験でmRNAレベル、蛋白レベルで明らかにした。さらに3)正常マウスでは被蓋上皮細胞にはヒスタミンおよびヒスタミン産生酵素であるHDCが観察されないにも関わらず、高ガストリン血症マウスではヒスタミン、HDCともに被蓋上皮細胞に観察されることを明らかにした。 これらの結果は、ガストリンの胃粘膜細胞への作用が従来から知られている、酸分泌刺激、胃粘膜細胞増殖刺激のみにとどまらず、胃粘膜細胞の分化にも影響していることを示唆するものである。
|