研究課題/領域番号 |
09470219
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内分泌・代謝学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
清野 裕 京都大学, 医学研究科, 教授 (40030986)
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研究分担者 |
山田 祐一郎 (山田 裕一郎) 京都大学, 医学研究科, 助教授 (60283610)
久保田 章 京都大学, 医学研究科, 医員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1997年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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キーワード | CREM / cAMP / PKA / GIP / インスリン遺伝子 / グルコース応答性 / CaMKIV / ATF2 / CRE / CRE-BP1 / CBP / p300 / TBP / カルシウムチャネル / calmodulin-dependent protein kinase IV / PCR-SSCP / CRE-BPl |
研究概要 |
膵β細胞では、グルコース濃度の上昇に伴ってインスリン分泌のみならず、インスリンの生合成も亢進する。これは、膵β細胞内で、グルコース刺激に伴い細胞内cAMP濃度やカルシウム濃度などが上昇し、これらの細胞内シグナルがprotein kinase A(PKA)やcalmodulin kinase IV(CaMKIV)の活性化を介し、インスリン遺伝子などに存在するcAMP responsive element(CRE)に作用することが重要であると考えられた。そこで、膵β細胞に発現する転写因子ATF2(CRE-BP1)とCREMに着目して、検討を進めた。ATF2をラット初代培養ラ氏島に遺伝子導入すると、グルコース応答性は増強した。同じファミリーに属する転写因子CREBの導入では、グルコース応答性がほぼ消失したこととは全く異なる結果であった。ATF2の転写活性化領域は、CaMKIVによって活性化されたが、PKAでは活性化されなかった。この活性化には、3ヵ所のスレオニン残基が重要であった。一方、CREMはalternative splicingによって作用の異なるisoformが産生されるが、膵ラ氏島で発現する新たなisoform、CREMΔQ1、CREMΔQ2、CREM-17、CREM-17Xを見出した。また、CREMのP領域(特にPKAによってリン酸化される117番目のセリン残基)、Q領域が、グルコース応答性に活性化され、基本転写因子TBPやTAF130と結合して転写を調整することを見出した。以上の結果より、CREを介する転写調節は、グルコース応答性に非常に重要な作用を有することが明らかとなった。
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