研究課題/領域番号 |
09470230
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
血液内科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
杉山 治夫 大阪大学, 医学部, 教授 (70162906)
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研究分担者 |
相馬 俊裕 大阪大学, 医学部, 助手 (40273619)
岡 芳弘 大阪大学, 医学部, 助手 (20273691)
小川 啓恭 大阪大学, 医学部, 助教授 (80194447)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
12,200千円 (直接経費: 12,200千円)
1998年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1997年度: 7,900千円 (直接経費: 7,900千円)
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キーワード | WT1 / がん抑制遺伝子 / がん遺伝子 / 32D細胞 / 造血幹細胞 / WT1遺伝子 / Stat3 / leukemogenesis / G_2 / M期 |
研究概要 |
1. 白血病細胞でのWT1の発現は、aberrant overexpressionである ヒトの骨髄細胞及び臍帯血細胞から、FACSソーティングにより、CD34^+CD38^<+/->,CD34^+CD33^<+/->,CD34^+HLA-DR^<+/->などの造血幹細胞分画を分離し、WT1発現レベルを測定したところ,どの細胞分画でも、WT1発現レベルは、白血病細胞でのWT1発現レベルの1/10以下であり、白血病細胞と同程度にWT1を発現する細胞分画を検出できなかった。このことは、白血病細胞では、WT1がaberrant overexpressionしていることを示唆した。 2. WTlは、造血幹細胞では、oncogenicな機能を果たす (1) WT1遺伝子をmyeloid progenitor cell lineである32D細胞に導入し、WT1をconstitutiveに発現させると、32D細胞は、G-CSFの刺激に対して、分化をを起こさなくなり、逆に、増殖をはじめた(WT1を発現していない32D細胞は、G-CSFの刺激で、完全に好中球にまで分化する)。この時、Stat3αとstat3βの両者の活性化が見られた。 (2) WT1遺伝子を、レトロウイルスベクターを用いて、マウスの骨髄細胞に導入し、G-CSFの存在下で、コロニーアッセイを行ったところ、コントロールに比し、有意により多くのCFU-G,CFU-M,及びCFU-GMコロニーが形成された。 (1)(2)の結果は、WT1は、造血幹細胞では、癌抑制遺伝子というよりも、むしろ、がん遺伝子様の機能を果たしていることを示した。
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