研究課題/領域番号 |
09470258
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
上田 政和 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (50142419)
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研究分担者 |
亀山 哲章 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50276268)
渡辺 靖夫 慶應義塾大学, 医学部, 助手 (20265846)
小澤 壮治 慶應義塾大学, 医学部, 講師 (10169287)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
14,400千円 (直接経費: 14,400千円)
1999年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | EGF・RNase / IL-2・RNase / 1-7desRNase / actinmycinD / 分子標的 / ヒト融合タンパク / ECP / ActinomycinD / 抗癌剤 / 免疫抑制剤 / 増殖因子受容体 / RNase / EGF受容体 / EGF / IL-2受容体 / IL-2 / EGF-RNase / リコンビナントタンパク / 抗炎症剤 |
研究概要 |
増殖因子受容体を分子標的としたヒト融合タンパクによる新しい治療薬の開発を目指して、ヒトEGFまたはヒトIL-2とヒトRnaseやヒトEGF受容体またhがヒトIL-2受容体を認識するマウスモノクローナル抗体とヒトRnaseのconjugateを作製し、その殺細胞効果を種々の細胞株に 増殖因子受容体を分子標的としたヒト融合タンパクによる新しい治療薬の開発を目指して、ヒトEGFまたはヒトIL-2とヒトRNaseのconjugateを作製し、その殺細胞効果を種々の細胞株に対して添加し検討を行った。次により作用の強いヒトRNaseを求めて種々のヒトRNaseファミリーの効果を比較検討した。さらに、conjugateの効果を増強させるためにRNA合成阻害作用を有する抗ガン剤との併用効果を検討した。増殖因子受容体を認識するモノクローナル抗体とヒトRnaseのconjugateは、細胞あたりに発現している増殖因子受容体数依存的かつ濃度依存的な殺細胞効果を示し、しかもその効果はモノクローナル抗体単独により抑制された。ヒトEGFまたはヒトIL-2のcDNAとヒトRnaseのcDNAをリンカーを置かず直接結合させ発現ベクターに組み込んで大腸菌に封入体の形で賛成させ、再活性化したconjugateの作用を発現している増殖因子受容体数のことなる種々の細胞株を用いてin vitroで検討すると、単独もしくは両者の混合物では殺細胞効果が認められしかもその効果は多量の増殖因子により抑制した。種々のヒトRNaseファミリーとヒトEGFにそれぞれSH基を導入した後、両者をSS結合により化学的に結合させ殺細胞効果を調べてみると、RNaseインヒビターと結合する部位であるRNaseのN端側1-7のアミノ酸配列を削除した1-7desRNaseの作用が単独では、yeastRNAに対するRNA分解作用は最も弱かったにもかかわらず、EGFと結合させるとEGF受容体を過剰発現している細胞株に対してはもっとも強力な殺細胞効果を示し、IC50で100倍の改善が認められた。RNA合成阻害剤との併用ではactinmycinDとの併用では、殺細胞効果が全く見られない2.5んMの濃度でconjugateの作用を10倍強力にした。
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