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胸腺腫におけるT細胞分化 ; 自己免疫疾患との関わり

研究課題

研究課題/領域番号 09470283
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 胸部外科学
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

藤井 義敬  名古屋市立大学, 医学部, 教授 (40156831)

研究分担者 深井 一郎  名古屋市立大学, 医学部, 助手 (10244550)
山川 洋右  名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (40148284)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
13,600千円 (直接経費: 13,600千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 12,400千円 (直接経費: 12,400千円)
キーワードT細胞分化 / positive selection / アポトーシス / bcl-2 / bcl-X / bax / caspase / PKC / negative selection / apoptosis / ICE
研究概要

ヒト胸腺細胞分化におけるbcl-2 familyの関与をFACSCanにて検討した。bcl-2はCD4+8+(DP)stageにてごく一部がpositive selectionをうけ、CD4あるいはCD8single positive(SP)へと分化していくが、多くはbcl-2がdown regulationされアポトーシスに陥り、除去されていくと考えられる。baxは各分化段階で発現に差は認めなかったが、bcl-xはDPにてup regulationをうけており、bcl-2とともにthymocyteの分化に関与していると考えられる。また、ヒト正常胸腺細胞をdexamethasoneあるいはetoposideにてアポトーシスを誘導し、caspaseの関与を検討した。caspase inhibitorの投与によるANNEXIN Vの抑制は認められず、またアポトーシス誘導後CPP32 activityの上昇もみられなかった。dexamethasone、etoposideによるヒト胸腺細胞のアポトーシスにcaspaseの関与は低いと考えられる。またpositive selcctionのシグナルについて解析を行った。calcium ionophore、ionomycin 2.0ng/mlとPKC activator、phorbol 12-myristate 13-acetate(PMA)2.0μg/mlをmediumに加えヒト胸腺細胞を培養するとDP cellのCD8SPへの移行とCD4のdown regulation、アポトーシスの抑制が認められた。DP cellのpositive selectionには細胞内Ca濃度とPKCの活性化が関係していると考えられた。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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