研究課題/領域番号 |
09470350
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
泌尿器科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
佐々木 昌一 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (50225869)
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研究分担者 |
郡 健二郎 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (30122047)
林 祐太郎 名古屋市立大学, 医学部, 講師 (40238134)
山田 泰之 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (60264735)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | 造精機能障害 / アポトーシス / Nuclear factor-kappa B / ラット / 精巣 / p53 / NO / カルパイン / Nuclear factor-kappaB / 造精障害 / Nuclear Factor kappa B / N-acetyl-l-cystein |
研究概要 |
精巣細胞は、様々なストレスによりその造精機能が障害される。造精障害にアポトーシスが関与していることが報告されているが、われわれは、ラットを用いて1)停留精巣(成熟ラットの精巣を腹腔内固定した高温度環境のみのモデルと、胎仔期にFlutamideを投与することにより作成した停留精巣モデルラット)、2)精巣捻転症(片側および両側)、3)精路閉塞症(片側および両側)、4)化学的去勢(酢酸リュープロレリン3mg/kg投与)、5)dienthylstilbesterol(500μg/body×28日)投与、6)外傷(精巣生検、片側および両側)の各モデルで、造精障害とアポトーシスな発現および転写因子nuclear factor-kappa B(NFκB)の関与について検討した。 いずれのモデルも、コントロールに比べ有意な精巣の萎縮をきたし、その過程において多数のアポトーシス細胞の発現を認めた。2)3)6)の片側モデルでは反対側の精巣にもアポトーシスを認め、自己免疫性精巣炎の発症について、アポトーシスが関与していることが示唆された。2)では、カルシウム依存性のシステインプロテアーゼであるカルパインが増加し、抗酸化剤によりカルパイン産生およびアポトーシス発現が抑制された。3)ではアポトーシス細胞の増加に伴い、NOSの発現が増えた。いずれのモデルもアポトーシス発現に伴い、NFκBが核内に移行しているとともに、p53蛋白の発現増加を認めた。さらに4)5)でNFκBの阻害剤を投与すると、NFκBの核内移行が抑制され、アポトーシス発現が増強した。 以上の結果から、正常ラット精巣細胞ではNFκBが活性化しており、これによりアポトーシスが抑制されていると考えられた。また造精障害時にはアポトーシスの発現が強く認められ、これにはNFκB活性の抑制が関与していると思われた。
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