研究課題/領域番号 |
09470357
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
野田 洋一 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (50115911)
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研究分担者 |
竹林 浩一 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (20303779)
木村 俊雄 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (40273411)
廣瀬 雅哉 滋賀医科大学, 医学部, 講師 (50238408)
高倉 賢二 滋賀医科大学, 医学部, 助教授 (10221350)
喜多 伸幸 滋賀医科大学, 医学部, 助手 (20273419)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
1998年度: 3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
1997年度: 4,700千円 (直接経費: 4,700千円)
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キーワード | マウス / 子宮内膜間質細胞 / 脱落膜化 / 胚共培養と子宮内脱間質細胞 / 胚共培養と子宮内膜間質細胞 / 脱落膜細胞 / マウス胚 |
研究概要 |
4週令マウスより子宮内膜間質細胞(ESC)を回収・培養し、培養液中にestradiol(E、0.1nM)、progesterone(P、100nM)を加え脱落膜化を誘起した。E/Pの添加によりESCは、紡錘形から円形の大型細胞へと変化すると同時に、脱落膜蛋白の一つであるデスミンの産生能を有するに至り、超微形態学的にも細胞質内には粗面小胞体の発達を認めるなど、脱落膜細胞に特徴的な所見を有し、マウスにおけるin vitro脱落膜化モデルの作成に成功したと考えられた。 このin vitroマウス脱落膜化モデルを用いて着床過程における胚とESCとの相互作用を検討した。培養9日目にこのESC上にマウス胞胚を静置し共培養を行、さらにE/P添加または非添加の条件下で胞胚の単独培養も行い、経時的に培養胚の発育およびESCとの相互作用を比較検討した。性ステロイドの添加の有無にかかわらず単独培養胚は培養12日目には剥離、脱落するのに対し、共培養胚は増殖を続け、ESCは絨毛細胞のoutgrowthおよび胚の生存の維持を促進することが示された。また共培養においてE/P添加群は無添加群(対照群)に比して胚の面積が有意に増大し、E/P添加による脱落膜化誘起は胚のoutgrowthも促進することが示唆された。超微形態学的に対照群では絨毛細胞がESCの間に浸潤している像を認めるのに対し、E/P添加群ではin vivoと同様に両細胞の境界が明瞭であり、絨毛細胞のESCへの浸潤像は認めなかった。脱落膜は胚の増殖を促進する一方、絨毛細胞の浸潤を制御することが示された。さらに対照群のESCにおいても共培養によりE/P添加群で認められた脱落膜変化が観察され、胚から脱落膜化促進因子が放出されている可能性も示された。
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