研究課題/領域番号 |
09470371
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
久保 武 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30107031)
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研究分担者 |
土井 勝美 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (40243224)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1997年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 先天聾動物モデル / カナマイシン / AMPAレセプター / NMDAレセプター / ラセン神経節 / 人工内耳 / HGF / 人工内耳動物モデル / グルタミン酸レセプター / 内耳コルチ器 / 蝸牛神経核 / 肝細胞成長因子 / 動物モデル / グルタミン酸 / レセプター / 可塑的変化 / 上オリーブ核 |
研究概要 |
ラットに耳毒性をもつカナマイシンを生直後より連続2週間投与し、先天聾の動物モデルを作成した.この動物の内耳における変化を形態学的、分子生物学的手法を使って調べた.また、細胞機能賦活作用をもつ物質として近年注目されている肝細胞増殖因子(HGF)を投与し、その効果を調べた.その結果、1)核染色によって調べた細胞数は、内耳および脳幹ともに聾動物で有意に減少していた.2)グルタミン酸レセプターの発現をcompetitive PCR法、免疫組織化学法で調べた.聾動物では、ラセン神経節細胞においてGluR1,4およびNR2が減少する反面、GluR2/3とNR1は発現が上昇していた,レセプターの減少、あるいはup regulationが聴覚機能と密接に係っていることが推察された.3)HGFを埋め込み型ポンプにより持続注入し調べた結果、細胞数およびグルタミン酸レセプターの変化は他の群より少なかったが、有意の変化はではなかった.内耳が機能しなくなってからの退行変性を防ぐために、感覚器あるいはサイトカインによる刺激が必要と考えられる.
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