研究課題/領域番号 |
09470464
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児・社会系歯学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
白川 哲夫 北海道大学, 歯学部・附属病院, 講師 (00187527)
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研究分担者 |
三留 雅人 北海道大学, 歯学部, 助手 (50261318)
進藤 正信 北海道大学, 歯学部, 助教授 (20162802)
加我 正行 北海道大学, 歯学部, 助教授 (70125300)
長谷川 智一 北海道大学, 歯学部, 助手 (50274668)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,300千円 (直接経費: 5,300千円)
1999年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 一酸化窒素(NO) / NO合成酵素(NOS) / 血管内皮型NOS / 歯根膜細胞 / 伸展刺激 / RANKL / osteoprotegerin / ヒト歯根膜由来細胞 / RT-PCR / チロシンキナーゼ / Embryonal Fyn-associated substrate / ヒト歯根膜細胞 / 細胞成長因子 / サイトカイン / 三又神経 / ニューロン |
研究概要 |
培養下において、ヒト歯根膜由来細胞(hPDL細胞)は腺維芽細胞に類似した形態ならびに増殖能を有するが、その一方で歯根膜細胞固有の性質、例えば硬組織誘導能や生理活性物質産生能を持つことが知られている。本研究では、機械刺激に対するhPDL細胞の応答性について調べ、さらに破歯細胞の分化調節にhPDL細胞がどのように関与しているかについて検討し、以下のことを明らかにした。 1)培養hPDL細胞に直接伸展刺激を加え、一酸化窒素(NO)産生量について調べたところ、12時間の伸展刺激後における培養液中のNOの増加量は、静置培養に比べ、約3倍であった。 2)hPDL細胞でのNO合成酵素(NOS)の発現をRT-PCRにより調べたところ、伸展培養および静置培養両方において血管内皮型NOS(ecNOS)のmRNAの発現を認めた。さらに伸展培養後の細胞でのecNOS蛋白の存在を、Western blottingおよび免疫染色により確認した。一方、いずれの培養条件においても誘導型NOSのmRNAならびに蛋白の発現は認められなかった。 3)10%FCSを含むαMEMを培地として用いたコントロール培養条件において、hPDL細胞がreceptor activator of NF-kappaB ligand (RANKL)mRNAおよびosteoprotegerin(OPG)mRNAを発現していることをRT-PCRにより確認した。 4)hPDL細胞とマウス骨髄細胞との共存培養において、破骨細胞の誘導を目的として1,25活性型ビタミンD3およびDexamethasone(Dex)を単独あるいは同時投与したが、これらのホルモン投与のみでは破骨細胞のマーカーであるtartrate-resistant acid phosphatase(TRAP)陽性の多核細胞は誘導されなかった。しかしながら、抗OPG抗体の存在下で1,25活性型ビタミンD3およびDexを同時投与した場合、TRAP陽性多核細胞が多数誘導された。 5)Fynによってリン酸化を受けることが報告されているEfs(embryonal Fyn-associated substrate)の細胞内局在ををヒトEfs抗体を用いた免疫染色により明らかにした。Efs蛋白はhPDL細胞の細胞質、特に核周囲部に存在することが明らかとなった。
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