研究課題/領域番号 |
09470471
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
矯正・小児・社会系歯学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
丹根 一夫 広島大学, 歯学部, 教授 (30159032)
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研究分担者 |
上田 宏 広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (20304446)
杉山 拓紀 広島大学, 歯学部, 助手 (10294571)
田中 栄二 広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (40273693)
宮本 圭介 広島大学, 歯学部・附属病院, 講師 (40229886)
河田 俊嗣 広島大学, 歯学部, 助手 (80281161)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
12,700千円 (直接経費: 12,700千円)
1998年度: 5,100千円 (直接経費: 5,100千円)
1997年度: 7,600千円 (直接経費: 7,600千円)
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キーワード | 咀嚼 / 咬合 / 機械的負荷 / 求心性刺激 / 中枢神経系 / 大理石病マウス / 咀嚼機能 / 顎顔面形態 / 縫合成長 / 破骨細胞 / 大理石骨病マウス / 骨粗鬆症 |
研究概要 |
近年、歯ならびに噛むことの重要性が叫ばれてきた。このような背景より、歯科医学の多くの分野において咀嚼と全身の健康の関わりが着目されている。そこで、本研究では顎口腔機能が他の器官や組織、とりわけ中枢神経系にどのような影響を及ぼすかを検討した。 先天的に破骨細胞欠損と歯の萌出不全を有する大理石病マウスを用いた実験では、咀嚼機能の低下による神経節細胞の減少が明確となった。さらに、大理石病の本質的原因を取り除くために破骨細胞誘導因子を投与すると、歯の萌出や咀嚼機能の回復とともに対照群に近似した変化が明確となった。また、歯に加えた機械的負荷が中枢神経細胞内に特異蛋白であるC-fos蛋白を発現することが明らかとなった。 一方、ヒトの咀嚼筋活動と中枢系の形態、機能との関係については、現在進行中であるものの、携帯型筋電計を用いた測定により咀嚼機能の低下を有する患者群の咀嚼筋活動の様相が明らかとなった。このことから、正常対照群における中枢系の形態、機能との比較により両者の関係がさらに詳細に解明されるであろう。
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