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シグマトロピー反応を機軸とする新しい炭素骨格構築法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 09470483
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 化学系薬学
研究機関富山医科薬科大学

研究代表者

小泉 徹  富山医科薬科大学, 薬学部, 教授 (40012611)

研究分担者 斎藤 慎一  富山医科薬科大学, 薬学部, 助手 (80283076)
武田 敬  富山医科薬科大学, 薬学部, 助教授 (30135032)
研究期間 (年度) 1997
研究課題ステータス 完了 (1997年度)
配分額 *注記
9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
1997年度: 9,300千円 (直接経費: 9,300千円)
キーワード[2,3]-シグマトロピー反応 / セレノニウムイリド / アニュレーション / 五員環形成反応 / 七員環形成反応 / ビニルシクロプロパン転位 / アシルシラン
研究概要

1.アリルセレノキシド,アリルセレニミド,アリルセレノニウムイリドの[2,3]-シグマトロピー反応による炭素炭素結合の形成を利用した環形成反応
アリル二重結合上にアルキル置換基を持つ化合物を用いて,選択性および適用範囲を検討した.その結果,アリルセレノキシド,アリルセレニミド,アリルセレノニウムイリドのいずれの場合も不斉誘起が起こることが判明した.特に,セレノニウムイリドの反応の結果は,本法の4級炭素構築法としての可能性を示唆するもので,今後の展開が期待される.
2.アニオニックオキビニルシプロパン転位を利用した奇数員環化合物の合成
われわれのグループで開発した[3+4]アニュレーションの,三炭素源であるアクリロイルシランのβ置換基として,従来のケイ素やスズなどのヘテロ原子以外に,アルキル基でも反応が進行することが明らかとなった.これにより,従来法では合成が困難であった七員炭素環を含む多環構造の単工程での構築が可能となり,今後の天然物合成などへの応用が期待される.また,アクリロイルシランのβ置換基として,塩素原子のような脱離基を導入したところ,[3+2]アニュレーションの場合は4-ヒドロキシ-2-シクロペンテノン誘導体が,また[3+4]アニュレーションではシクロヘプテンジオンに加えて,四員環を含む三環性化合物が生成することがわかった.

報告書

(1件)
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Jian Zhang: "First stereoselective synthesis of enantiomerically pure telluronium salts by the reaction of chiral halooxatelluranes with Grignard reagents." Tetrahedron:Asymmetry. 8(20). 3357-3361 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] Jian Zhang: "Acidic and Basic Hydrolysis of an Optically Pure Spiro-λ^4-sulfurane:Completely Opposite Stereochemical Outcome." J.Am.Chem.Soc.120. 1631-1632 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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