研究課題/領域番号 |
09480012
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
体育学
|
研究機関 | 東洋英和女学院大学 |
研究代表者 |
宮下 充正 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 教授 (80023571)
|
研究分担者 |
鈴木 康弘 東洋英和女学院大学, 人間科学部, 助手 (50298296)
澤井 史穂 三重県立看護大学, 助教授 (10245631)
平野 裕一 東京大学大学院, 教育学研究科, 助教授 (30165196)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
|
キーワード | 高齢者 / 脚伸展パワー / エクササイズ・ウオーキング / トレーニング / エクササイズ・ウォーキング / 歩数 |
研究概要 |
本研究では、等張性負荷を設定できる装置に体重負荷を設定して、長座位の脚伸展によって発揮されるパワーを測り、(1)加齢にともなう脚伸展パワー値の低下率、(2)中高年者のエクササイズ・ウォーキングによる脚伸展パワー値へのトレーニング効果、を調べた。(1)の被検者は、青森県、山形県、東京都、三重県在住の20歳から91歳までの健常男性1096名、女性1485名であった。男性では20〜24歳の25.9W/kgから70歳以上の13.5W/kgへ、女性では同14.1W/kgから7.3W/kgへと、年齢(x)の増加にともない体重当たりの脚伸展パワー値(y)はほぼ直線的に低下した。その回帰式は、男性:y=-022x+30.57、女性:y=-0.13x+17.75であった。20歳代と80歳代の値から計算すると、脚伸展パワーの低下率は、男性で0.85%、女性で0.83%であった。これらの値は、運動パフォーマンスや身体の機能についてこれまでに報告されている低下率と同等の値であった。この結果をもとに、性別、5歳刻み年齢別の脚伸展パワー5段階評価表を作成した。(2)神奈川県某大学の生涯学習センターで行われた中高年女性15名に対する10週間のエクササイズ・ウォーキング講座では、講座後に約3W/kgの体重当たり脚伸展パワー値の増加がみられた。一方、ウォーキングセンター、ウォーキング・ラボ(東京都千代田区)で行われた中高年男性22名、女性45名に対する12週間の同講座では、講座10週間経過後に男女とも約2W/kgの体重当たり脚伸展パワー値の増加がみられた。両結果より、中高年者は10週間のエクササイズ・ウォーキングによって体重当たり脚伸展パワー値を2〜3W/kg増加できることが確かめられた。
|