研究課題/領域番号 |
09480025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
科学教育
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研究機関 | 琉球大学 |
研究代表者 |
江尻 有郷 琉球大学, 教育学部, 教授 (70012383)
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研究分担者 |
山下 茂 大分大学, 教育学部, 教授 (00166670)
川北 一彦 九州保健福祉大学, 教授 (40040919)
石黒 英二 (石黒 英治) 琉球大学, 教育学部, 教授 (40047288)
秋山 博臣 宮崎大学, 教育学部, 助教授 (90202556)
作田 俊美 宮崎大学, 教育学部, 教授 (50112412)
恵下 斂 宮崎大学, 教育学部, 教授
軸丸 勇士 大分大学, 教育学部, 教授 (40040729)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
6,400千円 (直接経費: 6,400千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1997年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 大学間交換授業 / 物理ミニマム / 教員養成学部 / SCS遠隔授業 / コンピューターネットワーク / コンピュータネットワーク / 交換授業 / SCS / ホームページ / 遠隔授業 |
研究概要 |
本研究は、各大学の現有スタッフ、現有機器を中心にして、教育系学生に対して可能な限り広い領域に関わる教育、並びに本質を理解させていける教育を実施するために、物理教育におけるミニマムの教科内容とそれを実現させていく講義・実験等を大学間協力で検討し構築することを目的にしている。他方、協力の方法として各大学の分担者の担当領域に関して、構築された講義・実験内容についてコンピューターマルチメディア利用の交換授業を試行し学生にとって興味・関心の持てる講義・実験の開発と問題点を研究していくことも目標としている。以下に達成した成果を示す: a)分担者はそれぞれコンピューターネットワークのハード面の整備し、e-mail通信やテレビ会議システムを使った遠隔教育が可能になった。大学間遠隔教育は、大分大学-琉球大学間で試み、多くの教訓を得ると共に成果を挙げた。(日本科学教育学会九州支部大会に発表、業績1) b)他方、SCSを用いた遠隔交換授業が3度実施され、SCS利用の有効性が確認された。その1、宮崎大(大分大参加)→琉球大(薄膜の電気抵抗の実験授業)、その2、琉球大→宮崎大(大分大参加)(振り子の周期の精密測定から重力の加速度を導く実験授業)その3、3局体制で大分大→宮崎大、琉球大(氷の体積と浮力の実験授業)、この成果は、日本物理学会及び日本理科教育学会の講演会で報告された。 c)物理ミニマムの講義、実験の開発は、全分担者で物理学の各パートを担当し、ミニマムのシラバスの素案が作成された。分野及び担当者は以下の通りである。力学1(江尻)、力学2(石黒)、電磁気1(川北)、電磁気2(恵下)、光学(山下)、電子・X線(軸丸)、電子物性(藤井)、熱学(作田)、振動(秋山) 評価: 本研究の主題である、教育系学生の物理教育ミニマムのシラバスが一応完成し、今後、このシラバスに沿ったテキストを完成させる第一歩となった。更に、SCS利用による交換授業の有効性が確立したので、更に利用度を上げて行きたい。
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