研究課題/領域番号 |
09480034
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
浅田 匡 神戸大学, 発達科学部・附属人間科学研究センター, 助教授 (00184143)
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研究分担者 |
蘭 千壽 防衛大学校, 教授 (90127960)
稲垣 成哲 神戸大学, 発達科学部, 助教授 (70176387)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,700千円 (直接経費: 11,700千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 4,300千円 (直接経費: 4,300千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | 子どもの社会化 / 教師教育 / 社会的構成主義 / 個と集団 / 学級適応 / 学習意欲 / 社会文化的アプローチ / 非均衡型認知理論 / 授業予測 |
研究概要 |
本研究は、授業における子どもの社会化に焦点をあてた教師教育の改善を意図して行われたものである。本研究は、授業に焦点をあてた社会化へのアプローチと学級への適応へのアプローチから行われた。 【授業に焦点をあてた社会化】 (1)理科教育における実践的授業研究での社会文化的アプローチの意義を考察した。さらに、小学校6年生の理科授業を対象に、相互行為分析を行なった。その結果、教師や子どもが多様な社会的言語と出会い、学習が成立していることが明らかにされた。 (2)子どもの人間関係のあり方が学習成果に影響することを明らかにした。1時間の授業においては必ずしも認知的授業成果は人間関係とは関連はみられないが、学習活動への取り組みについては構成されたグループ構成員の親密度が関係することが明らかにされた。 【学級への適応】 (1)対人認知の変容過程に関する非平衡型認知理論を、具体的な教育場面での教師と生徒達の2年間にわたる活動事例をもとに検討を行なった。教師と生徒の認知のダイナミックな変容過程が、ミクローマクロな構造、閉じられた学級・開かれた学級、自己参照による自己創出の概念によって考察を行なった。 (2)転校生が学級集団への適応する過程を、転校生の意識変容からとらえた研究である。他者及び自己の視線の変更が適応過程では問題とされることが示された。 (3)子どもの社会化の問題を「公」と「私」という視点から検討した。すなわち、「個人のありよう」と「公共性とは何か」を問題とした。公教育と自己決定性との関係が明らかにされた。 (4)子どもの学級不適応の問題を子どもの自己との関係から明らかにした。これは、子どもの自己を他者評価およびその認知からとらえ、学級不適応との関係を探ったものである。また、その中で教師の子どもの認知枠組みを明らかにした。
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