配分額 *注記 |
14,300千円 (直接経費: 14,300千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1997年度: 5,900千円 (直接経費: 5,900千円)
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研究概要 |
本研究は、総合学習の時間で環境教育を集中的に,実施することを前提として、このために主として北海道における,初等中等教育の総合的体系的な,環境教育カリキュラムを作成し主要な教材及び,その教育方法を,開発することを目的とする。このため,平成9年度はすでに作成されている,自然教室の,環境カリキュラムの修正をおこない,さらに環境教育に関する学習内容の基本的知識を学習するための教材を作成する。 作成したテキストは,次の通りである。環境理論と環境教育の歴史、生物多様性と自然保護、食物連鎖、総合学習と環境教育、食品添加物、流氷と気象、水の循環、森林生態・木の種類、農業と化学物質、北海道の地形・地質、植物分類と自然保護。 教材の適用と今後の計画。本研究で,開発した教材は総合学習、親子自然教室への適用を毎日おこなっている。総合学習での利用は,本年度からおこなわれるが、教育現場で本計画にそって,環境教育をおこなおうとする傾向が強くないのが,現況である。代表者は女子短大で講義をしているので,栃木短大の「自然と環境I」250名「自然と環境II」40名を対象に平成11年度・平成12年度におこなった。「自然と環境II」は北海道内を5泊6日でフイールドワークをおこなう講義と実習である。学生は中学校、高等学校で関連する学習をほとんどうけていない。この講義に関する反応は,すこぶるよい現況にある。現在テキストとして印刷すべき出版社と折衝中である。また、本年6月に出版する新北海道の植物では1,050種を扱うが70%の映像は本研究の結果を利用したものである。
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