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実使用環境でのユーザ操作履歴の取得と統制実験との比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 09480053
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 計算機科学
研究機関大阪大学

研究代表者

都倉 信樹  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 教授 (10029423)

研究分担者 安留 誠吾  南大阪大学, 助教授 (50252721)
桝田 秀夫  大阪大学, 情報処理教育センター, 助手 (90304063)
西田 知博  大阪大学, 情報処理教育センター, 助手 (00283820)
齊藤 明紀 (斉藤 明紀)  大阪大学, 情報処理教育センター, 講師 (20235021)
辻野 嘉宏  大阪大学, 大学院・基礎工学研究科, 助教授 (20172009)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1997年度: 6,200千円 (直接経費: 6,200千円)
キーワード日常操作履歴 / 統制実験 / ユーザ分析 / 目標選択操作 / マウス / ポイントエラー / 実験 / 打鍵 / 個人差
研究概要

平成9年度は,学生の計算機演習室などの日常環境で取得したユーザの操作履歴を詳細に解析し,目標選択操作と打鍵レベルの操作に着目していくつかの統制実験を行って比較することによって,以下のような結果を得た.
・ウィンドウなどの大きな目標を選択する操作において,統制実験下のユーザは反復の影響でマウスを手首や前腕のみで操作する傾向があることがわかった.また,操作を早く終了させるために目標となるウィンドウの中心ではなく,最寄りのウィンドウの縁を意識した操作を行うという傾向も見られた.
・打鍵間隔やマウス操作への移行などのGUI操作時間の比較を行った結果,統制実験下では操作に集中しているため全般的にその操作時間が短くなり,個人間の差も非常に小さくなることがわかった.
平成10年度は,9年度の結果をもとに,計算機演習室において,161名の学生の8ヶ月間の日常操作履歴を収集し,その解析を行った.その結果,演習中に指導された内容がどのように学生側に浸透していくかなどの,教授上の有用な情報を得ることができた.
また,マウスのポイントエラーの低減を目的に,収集した実使用環境でのデータの解析を行った.その結果,ボタン操作の副作用として発生するマウスの移動と,ボタン操作を行う指と移動操作を行う手首および腕の動きの不一致によっておこる2種類のエラーが確認できた.この結果をもとに,マウスが発生する信号の履歴を解析することによって,これらのエラーが発生した際に利用者が意図した目標座標を推測するアルゴリズムを考案した.そして,この補正機能をマウスのデバイスドライバに組み込み,統制実験によってその効果を確認した.

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (19件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (19件)

  • [文献書誌] 大坪正明ほか: "実験環境との比較によるマウスの日常操作履歴の解析" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 74-2. 7-12 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 西田知博ほか: "打鍵レベルでの計算機演習室内の操作履歴の解析と実験データとの比較" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 76-16. 91-96 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 辻野嘉宏ほか: "形式的仕様に基づくGUIプロトタイプの自動生成について" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 78-3. 13-18 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 齊藤明紀ほか: "ポインティング精度向上のためのマウスドライバの改良" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 78-10. 51-56 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 大坪正明ほか: "日常時と実験時のマウス操作の比較" 電子情報通信学会論文誌D-II. J81-D-II・10. 2487-2489 (1998)

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      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 齊藤明紀ほか: "マウスドライバの改良によるポインティング精度改善について" 情報処理学会論文誌. 40・2. 405-413 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaaki Otsubo, Tomohiro Nishida, Yoshihiro Tsujino, Nobuki Tokura: "Analysis of Ordinary Mouse Operations Based on Com-parative Experiment" PSJ SIG Notes, 97-HI-74-2. vol.97, No.88. 7-12 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Tomohiro Nishida, Masaaki Otsubo, Yoshihiro Tsujino, Nobuki Tokura: "Analysis of User Operations at Key-stroke Level : Comparison between Students'Computer Room Records and Experimental Data" IPSJ SIG Notes, 98-HI-76-16. vol.98, No.9. 91-96 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Yoshihiro Tsujino, Hiroyasu Inoue: "An Automatic Generation System for GUI Prototypes Based on a Formal GUI Specification Framework" IPSJ SIG Notes, 98-HI-78-3. vol.98, No.35. 13-18 (1998)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akinori Saitoh, Tomohiro Nishida, Yoshihiro Tsujino, Nobuki Tokura: "Improving Pointing Accuracy by Mouse Device-driver" IPSJ SIG Notes, 98-HI-78-10. vol.98, No.35. 51-56 (1998)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Masaaki Otsubo, Tomohiro Nishida, Yoshihiro Tsujino, Nobuki Tokura: "Comparison of Mouse Operations in Ordinary Environment and Experimental Environment" The Trans.of IEICE (D-II). Vol.J81-d-II,No.10. 2487-2489 (1998)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Akinori Saitoh, Tomohiro Nishida, Yoshihiro Tsujino, Nobuki Tokura: "Refinement of Mouse Device-driver to Improve Pointing Accuracy" Trans.of IPSJ. vol.40, No.2. 405-413 (1999)

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      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 辻野嘉宏 ほか: "形式的仕様に基づくGUIプロトタイプの自動生成について" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 78-3. 13-18 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 斉藤明紀 ほか: "ポインティング精度向上のためのマウスドライバの改良" 情報処理学会ヒューマンインターフェース研究会報告. 78-10. 51-56 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 大坪正明 ほか: "日常時と実験時のマウス操作の比較" 電子情報通信学会論文誌 D-II. J81-D-II・10. 2487-2489 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 斉藤明紀 ほか: "マウスドライバの改良によるポインティング精度改善について" 情報処理学会論文誌. 40・2. 405-413 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 大坪正明, 西田知博, 辻野嘉宏, 都倉信樹: "実験環境との比較によるマウスの日常操作履歴の解析" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 74-2. 7-12 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 辻野嘉宏: "GUIダイアログの自動検証への試み" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 75-3. 13-18 (1997)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書
  • [文献書誌] 西田知博, 大坪正明, 辻野嘉宏, 都倉信樹: "打鍵レベルでの計算機演習室内の操作履歴の解析と実験データとの比較" 情報処理学会ヒューマンインタフェース研究会報告. 76-16. 91-96 (1998)

    • 関連する報告書
      1997 実績報告書

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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