研究課題/領域番号 |
09480068
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 奈良先端科学技術大学院大学 |
研究代表者 |
横矢 直和 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (10252834)
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研究分担者 |
山澤 一誠 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (40283931)
岩佐 英彦 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助手 (50263447)
竹村 治雄 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 助教授 (60263430)
清川 清 通信総合研究所, 通信システム部, 研究員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,500千円 (直接経費: 5,500千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1997年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | 複合現実感 / 実環境と仮想環境の融合 / 幾何学的整合性 / ステレオ視 / 運動視 / 3次元構造復元 / 仮想物体モデラ / ビデオシースルー拡張現実 / ビデオシースルー複合現実 |
研究概要 |
1.ステレオカメラでとらえた現実環境の画像のステレオ視によるシーンの3次元構造の抽出 拡張現実において実物体による仮想物体の隠蔽を表現するためには、実物体の奥行きを実時間で得る必要がある。このため、ステレオマッチングの高速化を検討し、拡張現実に特化した手法として、仮想物体が合成される領域にステレオマッチング領域を限定する方法を開発し、ステレオ視の実時間処理を可能にした。 2.カメラの移動に伴う動画像からの運動視によるシーンの3次元構造の抽出 カメラ移動による時系列画像からシーンの3次元構造を推定するために、因子分解法に基づく手法を開発した。また、画像上の見かけの動き予測により、両眼ステレオ視の高速化を可能にした。 3.仮想物体モデラを用いた仮想物体画像の生成 仮想環境没入型物体モデラVLEGOの機能拡張を行なうとともに、形状に対する幾何的制約の付加手法を開発した。これによって、関節物体のモデリングとアニメーション画像の生成が可能になった。 4.奥行き隠蔽関係を正しく保った実環境画像に対する仮想物体の合成 画像上のマーカ追跡によりカメラ(視点)座標系と世界座標系の位置合わせを行なう手法を開発した。さらに、これを上記1〜3の成果と組み合わせることによって、ステレオ画像の任意の位置に奥行き隠蔽関係を保って仮想物体を合成するZ-Keyアルゴリズムを開発した。 5.実環境・仮想環境融合提示システムのプロトタイプ開発 頭部搭載型画像表示装置(HMD)にステレオカメラを取り付けたビデオシースルーステレオHMDのプロトタイプシステムを開発し、有効性を実証した。プロトタイプシステムでは、画像更新レートは約10フレーム/秒である。
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