研究課題/領域番号 |
09480072
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
情報システム学(含情報図書館学)
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研究機関 | 東京農工大学 |
研究代表者 |
北嶋 克寛 東京農工大学, 工学部, 教授 (70107556)
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研究分担者 |
吉田 典正 東京農工大学, 工学部, 助手 (70277846)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
14,100千円 (直接経費: 14,100千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1997年度: 12,900千円 (直接経費: 12,900千円)
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キーワード | バーチァルリアリティ / レンダリング速度 / 形状の簡略化 / 多重表現 / 3次元モデル / バーチャルリアリティ / 仮想世界モデル / 形状の多重表現 / 簡略化 / VR / シミュレーション / レンダリング |
研究概要 |
VRや各種リアルタイムシミュレーションにおいては、複雑な仮想環境における対象(人など)の動画表示の対話応答性を画質を劣化させることなくいかに向上させることができるかが、臨場感のある仮想現実感を体験させることができるかどうかの鍵を握っているといっても過言ではない。本研究は、このような問題に対して、環境および対象のモデルが複雑になっても、仮想環境の計算機内モデルの構成法に工夫を加えることで、画質を劣化させることなく対話応答性を大幅に向上させる手法を確立することを目的として行った。 はじめに、これまですでに研究を行ってきた形状の段階的簡略化(多重表現)の手法に加え、テクスチャマッピングに置き換える手法を用いたときにどのような効果と問題が生じるかについて研究を行った。視点が奥行き方向だけに大きく変化する場合には、画質を劣化させずに描画速度を大幅に向上させる上で本手法はきわめて有効であるが、視点が大きく回転する(たとえば、裏に回り込む)場合には、必ずしも描画速度の向上に寄与するとは限らず、問題が残った。次に、人の視覚特性が、対象から視点が遠ざかるに連れ細部が見えなくなるだけでなく、注視点からずれるに連れ、また対象が高速に動くに連れ細部が見えなくなる、という特徴を持っていることに着目し、形状と視点との距離だけでなく、注視点からのずれ、対象の動く速度、の3種類の評価基準に基づく形状の簡略化を加え、総合的に視覚的劣化を伴わずに描画速度を向上させる手法について研究を行った。ただし、形状は建物などの人工物でよく用いられるプリミティブ形状を対象とした。3つの評価を組み合わせることにより、相乗的に効果があがることが確認された。最後に、プリミティブではなく一般のポリゴン形状について、ポリゴンの特徴を生かした形状の簡略化アルゴリズムを用いた簡略化手法について研究を行った。視覚的変化が生じないことに重点をおいているため、多量なデータが存在したときに、描画の高速化にどこまで寄与できるかを検証することが、今後の問題となる。
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