研究課題/領域番号 |
09480103
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
エネルギー学一般・原子力学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
福田 研二 九州大学, 工学研究科, 教授 (90117234)
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研究分担者 |
藤本 登 九州大学, 工学研究科, 助手 (60274510)
守田 幸路 九州大学, 工学研究科, 助教授 (40311849)
饒 燕飛 九州大学, 工学部, 助教授 (10243891)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1997年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
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キーワード | SBWR / 不安定性 / ガイゼリング / 密度波不安定 / ドリフトモデル / チムニー / 3次元システム / 並列流路系 / ドリフトフラックスモデル / 自然循環型原子炉 / 3次元気液=相流 / 受動安全 / 安全性 / 核熱統合安全性 / 三次元気液二相流 / 安定性 |
研究概要 |
昨年度に行った、小規模実験装置を用いて行った実験結果を整理した。特にチャンネル流量相互間の相互作用や、自然循環流量、チムニー部における3次元流動状況等について調べた。また、昨年度に引き続いて、ドリフトモデルを用いた非定常2次元数値シミュレーションを行った。これにより、2〜3本の1次元流路から排出された気泡流のチムニー部での合体や、チムニー部での2次流れ発生の状況を調べることができた。 さらに、昨年度製作した1+3次元中規模実験装置を用い実験を行った。これは特にチムニー部の高さを大きくし、炉心とチムニー部の高さ比を現実により近づけたものである。これを用いた実験により、特にチムニー部の高さの影響、1+3次元系における流動振動モードについての知見をえた。チムニー部は3次元の大きな空間にするだけではそこでの圧力の均等化が起こり、チムニー部の高さを増してもそれがそのまま駆動力の増加につながらないことを意味している。従って、実際のSBWRの設計においてはチムニー部も加熱部を延長するように分割するなどの配慮が必要である。あわせて、ドリフトモデルを用いて、特に自然循環流量や流動安定性特性について解析を行い、実験との良好な一致を得た。また実験で現れた1+3次元系に特有な現象のメカニズムの予想を確かめた。
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