研究課題/領域番号 |
09480115
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
環境動態解析
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
梶井 克純 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (40211156)
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研究分担者 |
坂東 博 大阪府立大学, 工学部, 教授 (80124353)
廣川 淳 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助手 (20262115)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,800千円 (直接経費: 13,800千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
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キーワード | OHラジカル / HO_2ラジカル / NO_X / イソプレン / 太陽紫外線 / オゾン生成 / NOx / ボックスモデル計算 / 光化学オゾン生成 / HO2ラジカル / NOX / 反応性炭化水素 / RO2ラジカル / レーザー誘起蛍光 / 光分解 / 多重反射系 / 波長可変色素パルスレーザー / 非メタン炭化水素 / 大気光化学反応理論 |
研究概要 |
大気中の光化学反応を検証するためにはHO_X(OH/HO_2)ラジカルを中心とした反応性微量成分の大気中での総合濃度測定が必要不可欠となり、本研究ではHO_X(OH/HO_2)ラジカルの大気濃度測定装置の開発と野外観測を行い、新たな知見を得ることを目指した。OHラジカルの測定はLIF法により行った。種々の高度化によりOHラジカルの検出下限が1分値積算で3x10^6radical/cm^3まで測定できるものが完成した。その装置を1998年夏期には隠岐島、1999年は沖縄に持ち込み野外観測を実施した。その結果、隠岐島では夜間のHO_Xラジカルの夜間の発生源として2重結合を有する炭化水素とオゾンの反応か重要であることが明らかとなった。また、沖縄の観測ではOHラジカルの観測に成功し、正午あたりに濃度極大を示し、その値は約5x10^6cm^<-3>であることが明らかとなった。オゾン生成について検討した結果、植物起源のイソプレンの濃度が大きく日中に2〜3ppb程度測定された。HO_Xについては50ppt〜1ppb程度であり、オゾン前駆物質および太陽紫外線は十分多いのでネットにはオゾン生成が起こることを示している。日中では平均オゾン生成速度として約4ppb/hのオゾン生成が可能であることを示している。
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