研究課題/領域番号 |
09480152
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 宮崎医科大学 |
研究代表者 |
中山 建男 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (60031712)
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研究分担者 |
武知 進士 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (10222100)
高見 恭成 宮崎医科大学, 医学部, 講師 (80236356)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1997年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | ヒストンバリアント / DT40株 / ジーンノックアウト法 / クロマチン構造 / 転写制御 / ヒストンデアセチラーゼ / 免疫グロブリン / 細胞増殖 / イムノグロブリン / 2次元電気泳動 / ヒストン / バリアント |
研究概要 |
ニワトリBリンパ細胞由来のDT40株を用いて、種々のヒストンバリアントをコードする遺伝子を系統的にノックアウトして欠失変異株を作成した。さらに、アセチル化されたコアヒストンの脱アセチル化を触媒するヒストンデアセチラーゼ(HDAC)の欠失変異株を作成した。これらの変異株の解析の結果、以下の成果を得た。 1)H1,H2A,H2B,H3,H4の各ヒストンサブタイプの遺伝子群は幾つかの構成メンバーが欠失しても、同じサブタイプの残りの遺伝子の発現量が増大し、mRNA量1を一定に保つ自己補償機能を有する。 2)細胞の生存には39個のヒストン遺伝子を含む約ll0kbのクラスターの中で、約半分の遺伝子を含む半分の長さのクラスターで十分である。 3)細胞の生存には39個のヒストン遺伝子を含む約ll0kbのクラスターの1つのアリルで十分である。 4)細胞の生存にはH1遺伝子は12コピーのうち1コピーで十分であること。 5)H1,H2A,H2Bにはそれぞれ数種類のバリアントが存在する。これらを単独で欠失した変異株の解析から、各バリアントは独自に特異的な転写制御機能を持つ可能性がある。 6)chHDAC-2はIgM H-chain量を転写とそのpre-mRNAの膜結合型から分泌型へのalternadve processingの2つのステップで制御している。 7)chHDAC-3はDT40細胞の増殖に必須である。
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