研究課題/領域番号 |
09480153
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造生物化学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
高橋 健治 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (70011533)
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研究分担者 |
西井 亘 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (30287461)
小島 正樹 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (90277252)
井上 英史 東京薬科大学, 生命科学部, 助教授 (20184765)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 脳・腸管系プロテアーゼ / プロガストリン分解プロテアーゼ / CAAXモチーフ特異的プロテアーゼ / ヘプシン / コロプシン / カテプシンE / 膜結合プロテアーゼ / プロテアーゼ / エンテロペプチダーゼ / カテプシンE遺伝子 / 膜結合性プロテアーゼ / セリンプロテアーゼ / CAAX-モチーフ特異的プロテアーゼ / トリプシン / α-キモトリプシン / 基質特異性 / 金属プロテアーゼ |
研究概要 |
1. ブタ大脳顆粒膜画分中に、プロガストリンC末端ペプチドのArg95-Gly96間を主に切断する新規な膜結合性金属プロテアーゼを発見、精製し、その分子的、酵素的性状を詳細に解析した。 2. ウシ大脳ミクロソーム膜分画よりRASタンパク質C末端CAAX配列特異的プロチアーゼを、新規に開発した蛍光標識ペプチド基質を用いる筒便・高感度活性測定法を併用して部分精製し諸性状を検索した。 3. ブタ十二脂腸粘膜より、膜結合性セリンプロテアーゼであるエンテロペプチダーゼを可溶化、精製し、諸性状、とくに種類の性状と基質特異性を詳細に検索した。 4. トリプシンおよびキモトリプシンの基質特異性のpH依存性を検索し、高アルカリ性pH下で、トリプシンをArg-X結合のみに、またキモトリプシンをPhe-X結合に選択的に作用させることを明らかにした。 5. ラット肝臓ミクロソームの膜結合セリンプロテアーゼが従来cDNAレベルから存在が予想されていたヘプシンと同一物であることを精製標品のペプチド鎖組成およびアミノ酸配列分析から明らかにした。 6. 本研究者がすでにブタ十二脂腸粘膜より発見・精製した新規な膜結合性セリンプロテアーゼ(コロプシンと命名)について、ラットおよびヒト組織における分布特性を明らかにした。 7. マウスカテプシンE遺伝子を単離し、塩基配列分析から一次構造を推定するとともに、それが染色体1のバンド下に局在することを明らかにした。また、ヒト胃粘膜より精製したカテプシンEについて基質特異性のpH依存性を検索した。さらにヒトα_2マクログロブリンとの相互作用を解析した。 8. シーラカンス胃粘膜より3種のペプシノーゲルを単離し、諸性状を検索した。 9. その他、食虫植物酸性プロテアーゼ、パイナップル茎・ブロメラインインヒビター、ヒトフィラリアプロテアーゼ、クロコウジカビ酸性プロテアーゼAおよびB、P.fluorescensの細胞外金属プロテアーゼ、B.parsurusの細胞外コラゲナーゼ、大腸菌シグナルペプチターゼおよびLonプロテアーゼ率について諸性状の解析を行った。
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