研究課題/領域番号 |
09480165
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機能生物化学
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
多賀谷 光男 東京薬科大学, 生命科学部, 教授 (30179569)
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研究分担者 |
初沢 清隆 東京薬科大学, 生命科学部, 助手 (20256655)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
1998年度: 4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1997年度: 8,600千円 (直接経費: 8,600千円)
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キーワード | ゴルジ体 / 核 / 有糸分裂 / 三量体GTP結合タンパク質 / NSF / 膜融合 / 小胞体 / VCP / 核膜 / N-エチルマレイミド感受性因子 |
研究概要 |
有糸分裂期に小胞輸送は停止し、ゴルジ体や核のようなオルガネラは分解して小胞となる。そして、分裂終期に小胞が融合してオルガネラが再形成される。最近、NSFとVCPという2つのATPaseがゴルジ体小胞の融合に関与していることが明らかにされたが、オルガネラの集合と解離の機構はまだ十分に解明されていない。本研究で核膜、ゴルジ体、小胞体などのオルガネラの形成機構を解析し、以下の結果を得た。 1.NSFはSNAPおよびSNAREと複合体を形成して膜に結合する。NSFはゴルジ膜に存在することが既に知られていたが、核膜にも存在することが判明した。SNAREのサブユニットの一つであるSNAP-25のC末端領域に対する抗体は、アフリカツメガエルの抽出液を用いた核膜融合反応を阻害した。この結果はNSF-SNAP-SNARE複合体が核膜小胞の融合にも関与していることを示唆している。 2.ノルジヒドログアイアレチン酸はゴルジ体の分解を引き起こすが、この分解には三量体GTP結合タンパク質が関係している。三量体GTP結合タンパク質は19種もの分子種が知られているが、ゴルジ体の分解にはα_<i2>またはα_z関与していることが明らかとなった。 3.syntaxinはSNAREのサブユニットの一つであり、細胞内局在の異なる多くの分子種が知られている。酵母two-hybrid法を用いて新規のsyntaxin分子種を同定した。このsyntaxin(syntaxin 18)は酵母において核膜や小胞体膜の融合に関与するUfe1pのホモログであると考えられた。現在、小胞体の形態維持におけるsyntaxin 18の役割を研究している。
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