研究課題/領域番号 |
09480202
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
細胞生物学
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研究機関 | (財)東京都医学研究機構 (1998-1999) 国立精神・神経センター (1997) |
研究代表者 |
藤沢 敦子 (藤沢 淳子) (財)東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (60209038)
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研究分担者 |
栗崎 知浩 (財)東京都医学研究機構, 東京都臨床医学総合研究所, 研究員 (90311422)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
1999年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1998年度: 3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1997年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | プロテアーゼ / ディスインテグリン / 細胞分化 / 形態形成 / 筋形成 / 骨形成 / ノックアウトマウス / メタロプロテアーゼ / ディスインテグリーン / 遺伝子ターゲッティング / ADAM / メルトリン / 細胞外マトリックス / 発生生物学 / 間葉細胞 |
研究概要 |
骨形成は、骨芽細胞・軟骨細胞・破骨細胞などとそれらの前駆細胞の細胞間相互作用や細胞基質間相互作用、それらのもたらす細胞分化や細胞遊走によって、複雑に制御されている。本研究ではこれらの過程に関わりうる遺伝子群のひとつとしてADAM(a Metalloprotease and Disintegrin)ファミリーに属するメルトリンα、β、γの役割を探ってきた。 まず最大の成果は、メルトリンα遺伝子の個体における機能を探るためにその遺伝子ノックアウトマウスを作製したことである。メルトリンαノックアウトマウスのホモ個体はその40%〜50%が胎生致死になることがわかった。より正確なデータを得るためにノックアウトマウスの複数系統へのバッククロスをおこない、そのことを確認した。メルトリンαは、発生過程で骨形成領域で高い発現を示すことから、現在、骨形成に関しても異常がないかどうか調べると同時に、生まれてきたホモ個体に関しては、骨折の治癒過程に異常がないか、などの問題に対して検討を行っている。また、メルトリンβに関しても、その遺伝子を単離し、遺伝子ノックアウトマウスを作成中である。現在、ヘテロ同士の掛け合わせを行っている。 また、メルトリンのメタロプロテアーゼの基質を検索し、これらが膜型増殖因子の細胞がいドメインのプロセシングにかかわり、細胞レベルにおいて可溶性増殖因子の産生を制御していることを明らかにした。
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