研究課題/領域番号 |
09480207
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
発生生物学
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
田中 英明 熊本大学, 医学研究科, 教授 (90106906)
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研究分担者 |
外岡 資朗 熊本大学, 医学研究科, 助手 (10284754)
木村 芳滋 熊本大学, 医学研究科, 助手 (90274703)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
13,300千円 (直接経費: 13,300千円)
1998年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
1997年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
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キーワード | 運動ニューロン / 回路網形成 / Eph / 受容体型チロシンキナーゼ / ephrin / ガイダンス因子 / Eph受容体型チロシンキナーゼ / 阻害モノクローナル抗体 / 軸索成長 / ガイダンス |
研究概要 |
我々はこれまでに、Eph受容体型チロシンキナーゼEph A3、Eph A4がニワトリ胚運動ニューロンのサブタイプ特異的に、また発生過程に一過性に発現し、そのリガンドephrin-A2、ephrin-A5により培養運動ニューロンからの神経突起成長が阻害されることを見出した。この研究計画では、Eph受容体型チロシンキナーゼが運動ニューロンの発生過程における軸索成長に阻害的に働くガイダンス因子として機能する可能性を検討するために、受容体とリガンドに対する機能阻害抗体を開発した。Eph受容体とリガンドの細胞外領域とヒトIgGのFc部とのキメラ蛋白を作成し、マウスモノクローナル抗体を多数作成した。得られたハイブリドーマ上清を用いリガンドと受容体の結合阻害をスクリーニングし、抗ephrin-A2抗体としてB3、抗Eph A3抗体として#9、#15、抗Eph A4抗体として#16、#18に結合阻害活性を見出した。さらに、ニワトリ胚視蓋の膜分画を使用した網膜神経節細胞からの神経突起成長を調べるストライプアッセイにより、これらの抗体が機能阻害活性を持つことを確認した。次にこれらの機能阻害活性を持つ抗Eph A4抗体#16と抗ephrin-A2抗体B3のエピトープを決定するために、それぞれのcDNAを用い、PCRにより部分cDNAをクローニングし、293細胞に発現させ細胞の免疫染色と培養上清のイムノブロットで解析した。その結果、抗Eph A4抗体はシステインリッチ部分のほぼ中央、抗ephrin-A2抗体B3はN末端近くの約40アミノ酸にエピトープが存在することが明らかになった。今後は、これらの機能阻害抗体を使用して胚内で果たしてEph受容体型チロシンキナーゼとリガンドが運動ニューロンの軸索成長のガイダンス因子として働いているかどうかを明らかにしていく予定である。
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