研究課題/領域番号 |
09480215
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
神経解剖学・神経病理学
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 |
研究代表者 |
仙波 恵美子 和歌山県立医科大学, 医学部, 教授 (00135691)
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研究分担者 |
根本 清光 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (90189366)
上山 敬司 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (50264875)
森川 吉博 和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (60230108)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
9,700千円 (直接経費: 9,700千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | IL-6 family サイトカイン / 神経栄養因子 / 脊髄損傷 / LIF / BDNF / AP-1 / 後根神経節 / アデノウィルス / サイトカイン / ニューロトロフィン / c-fos / 脳虚血 / 一次知覚伝達系 / 痛み / GDNF / トランスフェクション / 組み換えDNA / 293細胞 / 神経障害 |
研究概要 |
当該研究期間において、in vivoからin vitroにわたる広汎な研究を展開した。末梢神経、脊髄、脳において3種類の神経損傷モデル(CCl、脊髄損傷、脳虚血)を作成し、各種サイトカイン、神経栄養因子(NGF,BDNF,NT-3)、IEGs(fos family,jun family)発現の時間的・空間的分布とそれぞれの産生細胞について検討を行い、これらの物質が損傷/修復過程において果たす役割について考察した。次に、サイトカインの中でもneuropoietinとして知られるIL-6 family cytokinesに注目してその受容体の構成成分であるgp130,LIFRβ,I-6R,OSMRの脳での分布、またそのシグナル伝達に関与するJAK-STAT系の発現について検討した。小脳のPurkinje細胞では、これらの受容体構成成分が発現していた。LIFの過剰産生マウスを作成したところ、Purkinje細胞の樹状突起が著明に退縮していることを見い出した。また、上頚神経節ニューロンの樹状突起による局所回路の再構成に、血中の微量因子が関与していることを明らかにした。筋挫傷後の再生過程に、LIF、IL-6、CNTFなどが関与することをその受容体の発現から明らかにした。魚膜やレンズ、胃粘膜の直接損傷後の修復に関与する因子についても検討を加え、c-fos KOマウスやc-fos,c-junに対するアンチセンスODNを用いた実験から、これらの再生過程のトリガーとしてIEGsが重要な役割を果たしていることがわかった。血管平滑筋細胞を用いたin vitroの系においてAP-1は、BDNF遺伝子の発現を促進し、NT-3遺伝子の発現を抑制することを明らかにした。これらの実験に平行して、将来の遺伝子治療をめざし、AdVにGFPや各種栄養因子のcDNAを導入した組替え体を作成し、一次知覚伝達系を用いて基礎実験を行った。
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