• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

生命倫理と人間性の教育のための臨床人間学の確立

研究課題

研究課題/領域番号 09490003
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 広領域
研究機関筑波大学

研究代表者

庄司 進一  筑波大学, 臨床医学系, 教授 (40020929)

研究分担者 紙屋 克子  筑波大学, 社会医学系, 教授 (90272202)
研究期間 (年度) 1997 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
4,600千円 (直接経費: 4,600千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード生命倫理 / 人間性 / 教育 / 臨床人間学 / テュートリアル / 少人数学習 / 自由討論 / 医学教育 / 生 / 老い / 病い / 死 / 人間
研究概要

臨床人間学は、1)少人数討論と全体討論、2)生老病死などに関する判断を通して具体的に人間を考える、3)自分の問題として考え始める、4)倫理的判断のみならず人生・死などの意義や生きがいなどをも追求する、を特徴とする新しい人間性教育の方法である。対象として医学生・看護学生・一般大学生・大学院生・看護婦・ターミナルケア専門家・一般社会人に実践した。学習者のアンケートからは価値観の個人差に気付いた(4.8、医学生1999年の5段階評価の平均、以下同様)、人間について考える機会を得た(4.6)、などが高い評価を得た一般大学生を対象に筑波大学で通年行っている総合科目「臨床人間学」は、平成11年大学生の投票により49の総合科目の中から"筑波大学最優秀総合科目"に選出された。テュートリアル「人間学入門」は医学生を対象に必須科目として平成8年度入学生から実践するようになり、留年率が明らかに低下した。例えば1年次の留年率は必須化前4年間の平均が3.00%であったのが、必須化後平均0.67%となった。これは医療の心が理解できた(4.4)、勉学への意欲が沸いた(4.3)、などの評価と呼応する。国際的にも倫理教育の方法は、具体的症例、少人数討論、各種の専門職になる学生の混成、が良いとされてきた。臨床人間学はこれらを全て備え、且つ上記の3)4)の特徴を加え、学習者に有益でかつ楽しいと評価された。

報告書

(4件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (31件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (31件)

  • [文献書誌] 庄司進一: "パネルディスカッション内科臨床指導医に求められるもの「効果的な評価法」"日本内科学会雑誌. 87(9). 1838-1841 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 庄司進一: "わたしの講義 総合科目「臨床人間学」"筑波フォーラム. 48. 76-80 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 庄司進一: "医学校における倫理観とヒューマニティの教育"医学教育. 28(5). 336-337 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 庄司進一: "情意領域の教育としての臨床人間学の提言"内科専門医学誌. 9(1). 1 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 柿川房子,山崎章郎,志真泰夫,庄司進一,高沢洋子: "ターミナルケアにおけるコミュニケーションスキルを考える(前編)"がん看護. 3(4). 307-311 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 柿川房子,山崎章郎,庄司進一,臼田美智子: "ターミナルケアにおけるコミュニケーションスキルを考える(後編)"がん看護. 3(6). 454-457 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 庄司進一: "現代のエスプリ ターミナルケアの周辺「ターミナルケアと教育」"至文堂. 171-179 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 庄司進一: "医療ビッグバンの基礎知識「診療情報開示」"日本内科学会. 61-64 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] AUTHORS,TITLE OF ARTICLE,JOURNAL S.SHOJI: "EFFECTIVE EVALUATION"Journal of Japanese Society of Inernal Medicine. 87 (9). 1838-1841 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.SHOJI: "CLINICAL ANTHROPOLOGY"Tsukuba Forum. 48. 76-80 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.SHOJI: "ETHICS AND HUMANITY EDUCATION IN MEDICAL SCHOOL"Medical Education. 28 (5). 336-337 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.SHOJI: "CLINICAL ANTHROPOLOGY FOR DEUCATION OF AFFECTIVE DOMAIN"Bulletin of Japanese Internal Medicine. 9 (1). 1 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] F.KAKIGAWA,F.YAMAZAKI, T.SHIMA, S.SHOJI, Y.TAKAZAWA: "COMMUNICATION IN TERMINAL CARE 9PART 1)"Cancer Care. 3 (4). 307-311 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] F.KAKIGWA, F.YAMAZAKI, S.SHOJI, M.USUDA: "COMMUNICATION IN TERMINAL CARE (PART 2)"Cancer Care. 3 (6). 454-457 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.SHOJI: "TERMINAL CARE AND EDUCATION"Shibundo. 171-179 (1997)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] S.SHOJI: "OPENING OF MEDICAL RECORDS"Japanese Society of Internal Medicine. 61-64 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 庄司 進一: "パネルディスカッション内科臨床指導医に求められるもの「効果的な評価法」"日本内科学会雑誌. 87(9). 1838-1841 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司 進一: "わたしの講義 総合科目「臨床人間学」"筑波フォーラム. 48. 76-80 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司 進一: "医学校における倫理観とヒューマニティの教育"医学教育. 28(5). 336-337 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司 進一: "情意領域の教育としての臨床人間学の提言"内科専門医会誌. 9(1). 1 (1997)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 柿川房子、山崎彰郎、志真泰夫、庄司進一、高沢洋子: "ターミナルケアにおけるコミュニケーションスキルを考える(前編)"がん看護. 3(4). 307-311 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 柿川房子、山崎彰郎、庄司進一、臼田美智子: "ターミナルケアにおけるコミュニケーションスキルを考える(後編)"がん看護. 3(6). 454-457 (1998)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司 進一: "現代のエスプリターミナルケアの周辺「ターミナルケアと教育」"至文堂. 171〜179 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司 進一: "医療ビックバンの基礎知識「診療情報開示」"日本内科学会. 61〜64 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司進一: "巻頭言情意領域の教育としての臨床人間学の提言" 内科専門医会誌. 9 (1). 1-1 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司進一: "医学校における倫理観とヒューマニティの教育" 医学教育. 28 (5). 336-337 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司進一: "わたしの講義 総合科目「臨床人間学」" 筑波フォーラム. 48. 76-80 (1997)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司進一: "パネルディスカッション内科臨床指導医に求められるもの「効果的な評価技法」" 日本内科学会雑誌. 87 (9). 1838-1841 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 柿川房子、山崎章郎、志真泰夫、庄司進一、高沢洋子: "ターミナルケアにおけるコミュニケーションスキルを考える(前編)" がん看護. 3 (4). 307-311 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 柿川房子、山崎章郎、庄司進一、山田美智子: "ターミナルケアにおけるコミュニケーションスキルを考える(後編)" がん看護. 3 (6). 454-457 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 庄司進一: "現代のエスプリ ターミナルケアの周辺" 至文堂, 171-179 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi