研究課題/領域番号 |
09490025
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
広領域
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
川端 眞人 神戸大学, 医学部, 教授 (30175294)
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研究分担者 |
高木 正洋 長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (60024684)
小野 雅司 国立環境研究所, 環境健康部, 室長 (80125228)
石井 明 自治医科大学, 教授 (40012752)
太田 伸生 名古屋市立大学, 医学部, 教授 (10143611)
武田 淳 佐賀大学, 農学部, 教授 (20045066)
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研究期間 (年度) |
1997 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
2000年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | マラリア / デング熱 / インドネシア / スラバヤ / ロンボク島 / ソロモン諸島 / ガダルカナル島 / 地理情報システム |
研究概要 |
本研究では、インドネシア・ロンボク島およびソロモン諸島国ガダルカナル島のマラリアとインドネシア・スラバヤ市のデング熱を対象に、自然地理環境と蚊媒介感染症の動向の関係を検討し、環境変化に伴う蚊媒介感染症の増減を予測するとともに、適正技術を活用した持続性のある対策法を開発するためにGIS(地理情報システム)の応用を試みた。 1)ロンボク島ではGISおよびRS(リーモートセンシング)を応用した媒介蚊幼虫密度の推定モデルの開発を試みた。マラリア媒介蚊幼虫密度と幼虫生息に強く関連する環境因子を変数に、モデルを作成した。これらの結果から幼虫密度の推定が示唆され、幼虫対策への情報を提供した。 2)ソロモン諸島国のマラリア対策への人材や機材の配置にGIS応用を試みた。蚊帳の配布と感染者の管理で成果を上げていたが、1998年末からガダルカナル島で島民間の紛争が始まり、1999年にはガダルカナル島全域および他の島にも飛び火したためマラリア対策は中断し、本調査も継続が不可能となった。結局、島民間紛争の解決は2000年末まで待たされ、1999年および2000年のソロモン諸島国での調査は中断されたため、当初の計画は大幅に変更となった。 3)インドネシアの都市部では周期的にデング熱が流行し、スラバヤ市衛生局にはデング熱感染者が登録される。既存資料を利用してデータベースとし、季節消長、標準化罹患率、地域集積性を検討した結果、周期的な感染者の集積性が観察され、行政当局へ媒介蚊対策への情報として提供した。 4)タイ国のマヒドン大学コンケン大学チェンマイ大学、中国の中国予防医学科学院との共同研究でマラリア、デング熱、腸管寄生虫症の資料を収集した。
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