研究課題/領域番号 |
09553002
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 石巻専修大学 |
研究代表者 |
西村 光平 (1998-1999) 石巻専修大学, 経営学部, 助教授 (80005305)
一瀬 智司 (1997) 石巻専修大学, 経営学部, 教授 (70052199)
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研究分担者 |
田中 勝 国際公衆衛生院, 廃棄物工学部, 部長 (50106225)
寄本 勝美 早稲田大学, 政治経済学部, 教授 (80063709)
一瀬 智司 石巻専修大学, 経営学部, 非常勤講師 (70052199)
田中 厚彦 東洋学園大学, 人文学部, 教授 (50255212)
和田 尚久 福井県立大学, 経済学部, 助教授 (30264683)
小松崎 清介 東京情報大学, 経営情報学部, 教授 (80205509)
西村 光平 石巻専修大学, 経営学部, 助教授 (80005305)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,100千円 (直接経費: 13,100千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
1997年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | 資源リサイクル / 国際流動 / アルミニウム / 自動車の解体 / Mixed Metal / バーゼル条約の特定有害廃棄物等 / インターネット・ビジネス / 台湾の「資源回収のための基金管理制度」 / 情報通信 |
研究概要 |
1、リサイクル資源として、アルミニウムを調査の対象とし、各種のアルミニウム製品が廃棄され、回収・分別され、スクラップ化され、二次合金アルミ地金としてリサイクルされている現状を把握した。次に、自動車の解体処理から生じる車の部品及びMixed Metalを、わが国から中国及びタイ国へ輸出し、そこに含まれる各種の資源がリサイクルされる可能性について、現地調査を含めて検討した。その結果、国際分業でリサイクルする可能性を見出す事ができた。 なお、中古自動車を輸出する利点を「カスケード型資源利用の概念」としてまとめた。ただし、中国及びタイ国においては、共に中古車の輸入を政策的に禁止している。 2、リサイクル資源をインターネットを用いて国際間で商取引することは、既に技術的には問題はなくなっている。もし、当該商取引が採算的に見合うものであれば、大いにインターネット・ビジネスの対象となりうる。 3、開発途上国では総じて廃棄される資源の量が乏しく、資源リサイクルそのものがいまだ注目されていない。従って、先進諸国から開発途上国へリサイクル資源を輸出し、そこで製品化してリサイクルする国際分業システムを構築するには、先進諸国からリサイクルするための技術、機械設備・施設、等の面で協力、支援することが必要となってこよう。このことは、バーゼル条約に定める特定有害廃棄物等をリサイクル用に輸出する場合に、特に該当するものと考える。 4、台湾における資源リサイクルのためのシステムとして行われている「資源回収のための基金管理制度」を調査し、その内容を公表した。
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