研究課題/領域番号 |
09555138
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
土木材料・力学一般
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宮川 豊章 京都大学, 工学研究科, 教授 (80093318)
|
研究分担者 |
高木 宣章 立命館大学, 理工学部, 助教授 (50154753)
角田 忍 明石工業高等専門学校, 都市システム工学科, 教授 (10043423)
五十嵐 心一 金沢大学, 工学部, 助手 (50168100)
川東 龍夫 近畿大学, 環境科学研究所, 助手 (10140310)
前野 賀彦 日本大学, 短期大学部, 助教授 (90110139)
井上 晋 大阪工業大学, 工学部, 助教授 (30168447)
小林 孝一 京都大学, 工学研究科, 助手 (20283624)
服部 篤史 京都大学, 工学研究科, 助手 (30243067)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
12,100千円 (直接経費: 12,100千円)
1998年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
1997年度: 8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
|
キーワード | 性能劣化曲線 / アルカリ骨材反応 / 表面被覆 / 高強度コンクリート / 高流動コンクリート / 対環境性能 / 健全度判定 / 維持管理 / 塩害 / 補修・補強 / モニタリング |
研究概要 |
本研究では、性能基準に基づくコンクリート構造物の耐久性設計を行うにあたって必要な(1)性能劣化曲線の把握、(2)調査・診断・運用手法を中心に、以下の検討を行った。 1. アルカリ骨材反応による部材の劣化メカニズム ASR膨張を生じたRCはり部材のせん断耐荷特性…アルカリ骨材反応によるコンクリートの劣化が、耐震性能を含む耐荷性状に与える影響を検討した。 2. 表面被覆型補修・補強材料の性能とその長期性状 100%シランの発水性能、海洋環境における防食鉄筋とコンクリート表面ライニングの性能、連続繊維シート貼付けによる下水道コンクリート構造の補修・補強…アルカリ骨材反応、塩害あるいは下水道施設における硫酸環境に対して適用される種々の表面被覆型材料の性能とその長期性状を検討した。 3. 高強度・高流動コンクリートの性能とその長期性状 高強度ペーストおよびコンクリートの一軸引張型自己収縮拘束による発生応力とクリープ挙動、高強度コンクリートの収縮特性に関する実験的検討、石灰石微粉末または高炉スラグ微粉末を用いた高流動コンクリートにおける塩分浸透と鉄筋腐食…要求性能を満たすコンクリートとして近年検討が進んでいる高強度・高流動コンクリートの性能について、収縮性状、外的要因の浸透性状について検討した。 4. 環境からの要求性能 海洋環境下におけるコンクリートおよび鋳鉄部材の生物付着特性…環境からの要求性能の一例を挙げ、要求性能がどのように満たされているかを検討した。 5. 診断と維持管理の運用 コンクリートの種々の欠陥に対する非破壊診断と健全度判定手法の開発、BMSを利用した既存橋梁の最適維持管理計画の策定…既存コンクリート構造物の性能を把握するための非破壊的手法の開発と、性能劣化曲線および診断結果に基づいたコンクリート構造物の維持管理手法について検討した。
|