研究課題/領域番号 |
09555161
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
交通工学・国土計画
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
齋藤 和夫 (斎藤 和夫) 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (00001222)
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研究分担者 |
川村 彰 北見工業大学, 工学部, 助教授 (30149893)
田村 亨 室蘭工業大学, 工学部(平成10年度), 助教授 (80163690)
藤間 聡 室蘭工業大学, 工学部(平成9年度), 教授 (00002915)
笠原 篤 北海道工業大学, 工学部, 教授 (00002204)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 3,800千円 (直接経費: 3,800千円)
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キーワード | すべり抵抗 / 国際摩擦指標 / テクスチャー / 路面特性 / 国際共同実験 / データベース |
研究概要 |
本研究の目的は、国内外で統一した基準が確立されていない路面のすべり抵抗測定方法および測定装置の基準化を目指したPIARCの国際共同実験のデータベースを利用して各種の分析を行い、異なる測定装置による測定値を共通のスケールへ変換する方法の検討を行うものである。研究方法は、国際共同実験に参加したすべての機種について各種測定条件別に相関関係を分析することにより、測定指標選定についての基礎データを作成した。また、任意の速度で測定されたすべり抵抗測定値を速度60km/hの値に換算するモデルについて検討し、国際摩擦指標の妥当性およびその路面管理システムへの応用について検討した。 研究で得られた成果は、(1)実験に参加したすべり抵抗およびテクスチャー測定装置について測定方法、タイヤ種別、測定速度およびスリップ率別による測定値間の相関関係を明らかにしたこと、(2)すべり抵抗の速度による変化(速度依存性)をテクスチャーで説明するモデルを開発したこと、(3)このモデルを用いて、すべり抵抗測定値を共通のスケール(国際摩擦指標)に換算する基準化方法の有効性を検証したこと、(4)日本から参加した2機種について国際摩擦指標の推定方法を確立したこと、(5)この国際指標を路面管理システムへ応用する方法を提案したことである。さらに、今後の課題である路面のプロファイル測定値の基準化に関する基礎的な研究の成果も得られた。研究成果は舗装の路面特性測定における国際基準の確立に大きく貢献することが期待される。
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