• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

セラミック分離膜によるディーゼルエンジンの排ガス処理-spcpによる粒子状およびガス状汚染物質の同時処理技術の開発-

研究課題

研究課題/領域番号 09555232
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 化学工学一般
研究機関創価大学

研究代表者

山本 英夫  創価大学, 工学部, 教授 (50107554)

研究分担者 細川 俊介  (株)増田研究所, 社長
松山 達  創価大学, 工学部, 助教授 (40247284)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1997年度: 3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
キーワードディーゼルエンジンの排ガス処理 / 放電処理 / 煤の酸化 / 窒素酸化物の還元 / トリクロロエチレン / セラミック・フィルター / ディーゼルエンジンの排ガス / セラミックフィルター / 媒粒子の酸化 / トリクレンの分解 / 煤粒子の酸化 / 非対称膜
研究概要

SPCP(Surface corona discharge induced Plasma Chemical Process)法は,いわゆる沿面放電によるプラズマ場を,化学反応場として利用する方法である。本研究では,セラミックスフィルターと放電電極を組み合わせて,このフィルター表面で沿面放電を発生させるような反応器を構築した。これを用い,対象ガスとして,ディーゼルエンジンからの排気ガスを想定して,煤を含むブタンの不完全燃焼ガス,及び,一酸化窒素と二酸化窒素の標準ガスをモデル処理ガスとして処理試験を行った。排出されるガス中に含まれる粒子状汚染物質(煤)は,セラミックフィルターによって,捕集された。これにSPCP処理を加えると,煤はフィルター表面の沿面放電場で,酸化・除去され,ここで構築したハイブリッドシステムが機能することが確認された。他方,窒素酸化物は,この放電場で,還元・除去された。これらの反応は,一方が酸化反応で他方が還元反応であり,これらの負荷が同時に加えられた状態では,同時に処理が進行することが確認され,これらが,相補的に処理されることが示唆された。加えて,本装置を用いてトリクロロエチレンの分解処理への適用を試みた処,高効率で分解されることが確認できた。本システムでは,処理ガスが,フィルターを必ず通過して下流側へ至るので,フィルター表面に発生している沿面放電場と処理ガスの接触効率が高く,分解反応が効率良く進むことが示唆された。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書

URL: 

公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi