研究課題/領域番号 |
09555277
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
無機工業化学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
吉川 信一 大阪大学, 産業科学研究所, 助教授 (10127219)
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研究分担者 |
高橋 昌男 大阪大学, 産業科学研究所, 助手 (00188054)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1997年度: 8,900千円 (直接経費: 8,900千円)
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キーワード | 液相合成 / 機能性セラミックス / 準安定相 / ナノ・メゾ多孔体 / 均一混合状態 / 層間化合物 / 多孔性フィルター / 炭酸ガス分離 / 凍結乾燥 / 微小重力 / 均一混合 / 均一核発生 / ハイドロタルサイト / 二酸化炭素分離 / 多孔体 / フィルター / タングステン酸 / メゾ複合体 / 均一液相法 / 無機合成 / 層状化合物 |
研究概要 |
層間化合物を始めとする機能性セラミックス系材料を液相法によって合成すると、以下のような準安定相の創製や、ナノ・メゾ多孔体など形態制御が可能となった。 1.ZnおよびInの硝酸塩混合水溶液にクエン酸をゲル化剤として加え濃縮したのちに350℃で焼成するクエン酸法によって、ZnOに対するIn^<3+>の均一固溶組成範囲が15%程度にまで広がり、透明導電性の高いことを見出した。 2.クエン酸をZrOCl_2とAlCl_3の混合水溶液に加えて得られた析出物を焼成して得た正方晶ジルコニアの微粉体では、アンモニア共沈法による生成物よりも粒径の揃ったZrO_2-Al_2O_3の均一な混合状態が得られた。 3.ゲル化剤を添加する代わりに、微小重力場中において金属塩化物または硝酸塩の混合水溶液を直接に凍結したのちに真空乾燥することによっても、均一混合状態を保ったままの原料塩の混合粉が得られ、高温加熱によって混合状態の良い酸化物に転換できる可能性を見出した。 4.ハイドロタルサイトゲルを多孔質アルミナ管の1μm以上の直径をもつ細孔中に担持でき、雰囲気中から可逆的にCO_2を吸収できることが判った。 5.アルキルアンモニウム系界面活性剤の有機分子集合体を鋳型とした合成、B_2O_3との混合物を溶融凝固後にB_2O_3を溶出する方法によって、WO_3およびV_2O_5をホストとするナノ・メゾ多孔性層間化合物が得られた。
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