研究課題/領域番号 |
09555315
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
資源開発工学
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研究機関 | 室蘭工業大学 |
研究代表者 |
板倉 賢一 室蘭工業大学, 工学部, 助教授 (20168298)
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研究分担者 |
佐藤 一彦 室蘭工業大学, 工学部, 教授 (30002009)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1999年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 8,400千円 (直接経費: 8,400千円)
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キーワード | ボーリング / ボーリングマシン / AE / アコースティック・エミッション / 機械量データ / 検層 / ロギング / 可視化 |
研究概要 |
本研究により得られた成果を、以下にまとめる。 1)実験により削孔機のビット位置で検出したAE(ビット振動)、トルク、推力の変化が、岩種の違いやき裂位置を特定するのに有効であることを確認した。 2)ハードウェア・システムの要である信号伝送方式に関して、光伝送方式とFM電波による方式を個別に検討した結果、いずれも可能であることを確認した。ただし、光伝送方式では特殊なロッドが必要になり、実用のためには問題が多い。一方、FM電波を用いた伝送方式では、雑音レベルが比較的高いものの、ロッドの継ぎ足しに伴いアンテナを延長することで、信号を受信できた。 3)FM電波を用いた信号伝送装置を使って、室内岩石削孔試験を実施した。その結果、削孔中のAE、各機械量データを検出、解析、表示できた。また試体内にき裂を設け、そのき裂位置を通過する際の各データの変化を比較した結果、岩盤内のき裂位置の検出には、AEが有効であることを確認した。 4)これらの信号伝送システムとは別に、ビット位置で検出した信号を、ビット後部に配置したデジタルメモリに記録し、オフラインで解析するシステムも開発した。このシステムにおいても、ビット位置のAEや機械量データを用いた検層が可能であることを、実験により確認した。 5)ソフトウェア・システムとしては、各データを収録し、各種ログを作成、表示できるプログラムと、それらのログからニューラル・ネットワークを用いて地層構造の変化や不連続面位置を特定、表示するプログラムを作成した。 小型油圧式回転削孔機を用い、ビット位置でAEおよび各種機械量データを検出し、記録、解析、表示できるシステムを構築した。このシステムのハードウェア部は試作段階にあり、現場への適用のためには電子回路の小型化、防水性、耐震性の向上を図る必要がある。とりわけ、ビット位置でデータを検出、記録するシステムが、将来有望と判断された。
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