研究課題/領域番号 |
09556021
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
生物生産化学・応用有機化学
|
研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
碓氷 泰市 静岡大学, 農学部, 教授 (50111802)
|
研究分担者 |
鈴木 康夫 静岡県立大学, 薬学部, 教授 (00046278)
小林 一清 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (10023483)
村田 健臣 静岡大学, 農学部, 助手 (30273171)
鯵坂 勝美 明治乳業, ヘルスサイエンス研究所, 室長
鰺坂 勝美 明治乳業ヘルスサイエンス研究所, 室長
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
11,400千円 (直接経費: 11,400千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1997年度: 7,500千円 (直接経費: 7,500千円)
|
キーワード | Glycotechnology / Biomaterial / Glycoconjugate / Oligosacchavide unit / Enzymatic synthesis / Glycopolymer / Molecular recognition / Molecular design / Oligosaccharide unit / Glycopolymor / Oligosaccharide library / Oligosaccharide Unit / Enzymatic Synthesis / Molecular Recognition / Molecular Design |
研究概要 |
生命現象における分子認識に関わるとされる複合糖質オリゴ糖鎖は多種多様でかつ微量にしか存在していない。そこでこのような貴重なオリゴ糖を酸素による糖鎖再構成技術を駆使してライブラリー化し、これらを量産化するための汎用性に富む実践的酵素合成法の開発研究を行い、以下のような成果を収めた。 1)起源の異なるβ-ガラクトシダーゼによる系統的なガラクトシル2糖の作製、2)α-フコシダーゼによる血液型糖鎖2'-O-フコシル-N-アセチルラクトサミンおよび関連3糖、3)ヒトミルクオリゴ糖N-アセチルラクトサミンおよび関連3〜4糖の作製、4)ムチン型オリゴ糖鎖誘導体の作製 次に、充分量の供給が可能となったオリゴ糖鎖をバイオシグナル素子として工学的に展開していくために、これらを高分子に組み込むことで天然糖鎖に代わる人工糖鎖高分子アナログを構築し、以下の成果を収めた。 1)N-型糖鎖モデルとしてN-アセチルラクトサミンおよび関連2〜3糖を側鎖にも人工糖鎖高分子の構築、2)ムチン1型糖鎖を側鎖にもつアシアロ型およびシアロ型のミミック糖鎖モデルとしての糖鎖ペプチドの構築 これら人工糖鎖高分子は特異性の明らかな受容体タンパク質(レクチン)との相互作用の解析から、糖鎖特異性決定の精度の高い反応性を示し、糖鎖プローブ材料としての有効性を実証した。
|