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深海プランクトン・マリンスノー採集装置の開発

研究課題

研究課題/領域番号 09556042
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分展開研究
研究分野 水産学一般
研究機関東京大学

研究代表者

西田 周平  東京大学, 海洋研究所, 助教授 (70134658)

研究分担者 菊池 知彦  横浜国立大学, 教育学部, 助教授 (60214756)
寺崎 誠  東京大学, 海洋研究所, 教授 (20111586)
研究期間 (年度) 1997 – 1998
研究課題ステータス 完了 (1998年度)
配分額 *注記
7,100千円 (直接経費: 7,100千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1997年度: 5,800千円 (直接経費: 5,800千円)
キーワード深海 / ゼラチン質プランクトン / マリンスノー / 採集法 / しんかい2000 / マリンスノ-
研究概要

中・深層生態系研究の鍵となるゼラチン質プランクトンとマリンスノーを効率的に採集する装置を開発することを目的とし、可動式採取口と回転式採取容器を備えた「多段吸引式採集器」を考案した。装置は吸引口、採集器本体および制御装置からなる。吸引口から吸い込まれた試料は試料容器に収容され、1回の潜航で6回の採集が可能である。吸引口は潜水艇のマニピュレータに固定されホースで本体に接続されるため、採集物の動きに応じて広範囲かつ迅速な採集ができる。平成9年度には基本設計に基づき装置の組立と試験を行い、正常な作動を確認した。また、(1)移動性の大きい生物についてはポンプ流量を増やす必要性、(2)試料容器内の網目の大きさによって流量が変動することなどが指摘された。平成10年度には相模湾における「しんかい2000」の潜航に際して現場採集試験を実施した。湾中央部の中・深層で採集を試み、クラゲ類3個体を採集したが、水流に逆らって逃げるクラゲもあり、ポンプの吸引力不足が指摘された。この結果を受けて改良を行い、DC28V,60Wの油浸モータを3個連動してポンプヘッドを駆動する構造とした。また、ポンプヘッドを遠心型に改造した。さらに大形生物用の円筒型採集器と併用する目的でホースの改造を行った。この後、相模湾における「しんかい2000」の潜航に際して、改良した装置による現場試験を実施した。この結果、深度500〜1000mにおける採集でイカ類、クラゲ類および甲殻類計10〜20個体が良好な状態で採集され、目標としたほぼ全ての生物を迅速かつ確実に採集することができた。また、円筒型採集器との併用により、大形で脆弱なミズムシ類等が良好な状態で採集された。

報告書

(3件)
  • 1998 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1997 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Toyokawa,M.: "Cnidarians and ctenophores observed from the manned submersible Shinkai 2000 in the midwater of Sagami Bay,Pacific coast of Japan" Plankton Biology and Ecology. 45・1. 61-74 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Toyokawa, M.: "Cnidarians and ctenophores observed from the manned submersible Shinkai 2000 in the midwater of Sagami Bay, Pacific coast of Japan." Plankton Biology and Ecology.Vol.45. 61-74 (1998)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1998 研究成果報告書概要

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公開日: 1997-04-01   更新日: 2016-04-21  

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