研究課題/領域番号 |
09556050
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
農業土木学・農村計画学
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研究機関 | 大阪府立大学 |
研究代表者 |
桑原 孝雄 大阪府立大学, 農学部, 教授 (70081528)
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研究分担者 |
木全 卓 大阪府立大学, 農学部, 講師 (60254439)
小山 修平 大阪府立大学, 農学部, 教授 (00112540)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,100千円 (直接経費: 11,100千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1997年度: 9,400千円 (直接経費: 9,400千円)
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キーワード | 溜池 / 多面的活用 / ビオトープ / 環境整備 / ビジュアルデータベース / GIS / 斜面安定解析 / 水質評価 / 景観シミュレーション / 堤体安定性 |
研究概要 |
本研究では、大阪府堺市内の未改修ならびに改修歴の古い「溜池」を対象に、身近なビオトープとして周辺環境と調和した溜池の利・活用の在り方を、地域の環境整備・創造に対して溜池が有する多面的機能を十分に考慮しながら検討した。具体的には、まず、溜池の多面的機能を具体的に認識するための考え方を明らかにした。そして、大阪府堺市内より選定した溜池の現況を多様な観点から調査するとともに、結果を総合的に評価・検討するためのビジュアルデータベースを構築し、大阪府の溜池オアシス構想などによって改修・整備された溜池と比較・検討して溜池改修に関わる様々な方向性を検討した。次に、溜池の機能や環境などを統合的に考えながら整備するトータルデザインのための診断カルテを作成し、溜池を地域景観面、機能面、地球環境面の3つの側面から診断した。そして、その結果を用いて土木構造物としての機能性と多面的利・活用の可能性という2つの大項目からなる評価手法を提案し、具体的な評価を行った。また、GISによる溜池周辺の状況分析も行い、地域計画・保全技術の統合化に関する検討も試みた。この中では、溜池改修や周辺整備に伴って生ずる地形の変化などを3次元のデジタル情報としてコンピュータに取り込むとともに、設計・計画段階において事前に構造物や周辺地盤の安定性が検討できることを目指した。そしてさらには、溜池を利・活用する際に大きな影響を与える水質面における把握や評価も試み、ニューラルネットワークを用いた感性情報による水質評価の可能性を探るとともに、護岸工の在り方との関連についても検討を加えた。以上のように、本研究では幅広い観点から周辺環境と調和した溜池の利・活用についての総合的な検討を行い、その骨格的な方向性を明らかにすることができた。
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