研究課題/領域番号 |
09557014
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
病態医化学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
油谷 浩幸 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教授 (10202657)
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研究分担者 |
嶌田 雅光 宝酒造(株), バイオメディカルセンター, 研究員
児玉 龍彦 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (90170266)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
9,200千円 (直接経費: 9,200千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | RDA法 / マイクロアレイ / 発現プロファイリング / 染色体欠失 / トランスクリプトーム解析 / 組織特異性 / ゲノムスキャニング / サブトラクション / DNAアレイ / 遺伝子発現 |
研究概要 |
本研究においてはこれらの遺伝子に生じた質的及び量的異常をゲノム全体を対象として高速にスキャニングする技術を開発し、変異遺伝子同定への応用を試みることを開発課題として掲げた.我々は既にDNAサブトラクション法であるRepresentational Difference Analysis(RDA)法(Lisitsyn,1993)を用いて、多段階発癌過程における染色体異常の同定をはかり、癌抑制遺伝子座のクローニングから癌抑制遺伝子の同定をめざしてきた。本研究課題の計画段階では、サブトラクション法を効率化する手段の開発を目指すことを主たる課題としていたが、研究課題を実施する過程においてヒトゲノム計画は当初の予測を上回る速度で急速な発展を遂げ、ヒト22番および21番染色体の全塩基配列さらにヒトゲノム配列の概要版が決定され、数万個を越える遺伝子あるいはEST配列が報告されるにいたり、プローブ配列を任意に得ることが可能となり、マイクロアレイによる遺伝子探索がまさに現実化することとなった。予め数千、数万の遺伝子についてcDNAあるいは合成DNAの形で整列化することによって、個々の検体毎にライブラリーを作製する労力を省くことが可能であり、とりわけcDNAの量的な変動についてのモニタリングについては信頼度の高いデータを迅速に得られることが期待された。一方、ゲノム全体の多様性についてもSNP(一塩基多型、Single Nucleotide Polymorphism)の同定が急速に進み、多因子性疾患の遺伝解析に有用であることから、SNP判別のための方法論の開発が急務となり、迅速かつ高精度なゲノム変異の同定法についても検討を進めた。
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