研究課題/領域番号 |
09557030
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
免疫学
|
研究機関 | 藤田保健衛生大学 |
研究代表者 |
黒澤 良和 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 教授 (10109259)
|
研究分担者 |
伊庭 善孝 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (90298547)
赤堀 泰 藤田保健衛生大学, 総合医科学研究所, 助手 (80221711)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
10,800千円 (直接経費: 10,800千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1997年度: 4,500千円 (直接経費: 4,500千円)
|
キーワード | 組換えDNA / 抗原の抗体反応 / 抗原相補性決定領域 / 抗体ライブラリー / ファージディスプレー系 / ファージ抗体 / 抗体レパートリー / ヒト抗体 / 抗原抗体反応 / error-prone PCR / 抗体-抗体反応 / 人工抗体 / ステロイド抗原 / チトクロームC抗原 / γ-グロブリン製剤 / error-pronePCR / ヒト型抗体 |
研究概要 |
本研究は様々な抗原に対してそれをスクリーニングするだけで各々の抗原に特異的に結合する抗体が必ず含まれる抗体ライブラリー作製を実現するために必要な諸条件を検討するために実施された。抗体はHL両鎖のN末端に位置するV領域中のCDRと呼ばれる計6ヶ所が形造る構造を通して抗原に結合する。そこで我々はこのCDR配列のみを多様化した様々な抗体を含むライブラリーを作製する戦略を採用した。ライブラリー作製のためにファージ膜上に抗体を発現する系を用いることとした。最初、抗体の形状としてFab、Fv、scFv型抗体各々について比較検討し、Fab型とした。次にCDRに変異を導入することにより、抗原特異性を変化させる技術開発を行った。 更にCDR移植実験を行って、抗原特異性を決定する上でフレームワーク上の数カ所のアミノ酸が重要な働きを持つことを示した。結果として抗原抗体反応に関する様々な知見を得たが、真に役立つ抗体ライブラリー作製には全く別の戦略の方が有効であると結論した。
|