研究課題/領域番号 |
09557050
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 自治医科大学 (1998-1999) 東京大学 (1997) |
研究代表者 |
菅野 健太郎 自治医科大学, 医学部, 教授 (60179116)
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研究分担者 |
佐藤 幸浩 自治医科大学, 医学部, 助手
佐藤 貴一 自治医科大学, 医学部, 講師 (50275707)
大澤 博之 自治医科大学, 医学部, 助手 (70260833)
福嶋 康之 東京大学, 医学部・附属病院・消化器内科, 医員
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,300千円 (直接経費: 11,300千円)
1999年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
1997年度: 7,400千円 (直接経費: 7,400千円)
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キーワード | ペリコバクターピロリ / アドヘシン / スルファチド / Helicobacter pylori / 接着 / ヘリコバクターピロリ / 糖脂質 |
研究概要 |
ヘリコバクターピロリ(HP)接着受容体の候補であるスルファチドに結合すると考えられる蛋白を同定し、その一つであるHSPの遺伝子クローニングを行った。またHP感染治療モデルとして頻用されるすなねずみ胃粘膜にスルファチドが高発現し、それがスナネズミにHPが高率に定着している要因になっていることを見いだし現在論文として投稿中である。このことはスナネズミが接着因子受容体アナログによる治療実験に適していることを示唆している。一方ヒト胃粘膜組織でのHP受容体と考えられるスルファチド発現状態が、炎症に応じて変化することを見いだし、学会発表を予定している。その機構を明らかにするため培養細胞ならびにヒト組織でのスルファチド合成酵素のmRNA発現をRT-PCR法による解析系を作成して、種々の因子や炎症の程度による遺伝子発現の変化を検討し、予備的知見を得ている。また、ヒトスルファチド合成遺伝子全長のクローニングを行い、遺伝子発現ベクターへの組み込みを終え、ヒト培養細胞へトランスフェクションして遺伝子発現ならびにスルファチド発現について検討中である。HP接着によって誘導されるサイトカイン発現、アポトーシス誘導についても胃癌培養細胞株を用いて検討し、消化器病学会等に発表した。またHPの分子生物学的解析により、耐性菌の発生機構に関する遺伝子学的な検討も併せて行い、その成果はヘリコバクター学会ならびに英文論文で発表した。
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