研究課題/領域番号 |
09557094
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
砂村 眞琴 (砂村 真琴) 東北大学, 医学部附属病院, 講師 (10201584)
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研究分担者 |
渋谷 和彦 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (70260429)
濱田 洋文 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00189614)
佐藤 正明 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30111371)
島村 弘宗 東北大学, 医学部附属病院, 助手 (70312585)
江川 新一 東北大学, 医学部・附属病院, 助手 (00270679)
小針 雅男 東北大学, 医学部, 講師 (30170369)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,800千円 (直接経費: 11,800千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1997年度: 5,700千円 (直接経費: 5,700千円)
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キーワード | 遺伝子銃 / 癌の遺伝子治療 / IL-12 / 血管新生 / 癌 / 遺伝子治療 / 腫瘍血管新生 / 抗腫瘍免疫 / BAI-1 / 腫瘍免疫 / 細胞死 / P53 / 遺伝子統 / 抗腫瘍療法 |
研究概要 |
遺伝子銃による遺伝子導入が可能であることをLacZ遺伝子のプラスミドを用いて確認した。しかし、アデノウイルスベクターに比較し遺伝子導入効率が非常に低いことが判明した。このため、1)遺伝子発現が低いレベルでも抗腫瘍効果が発現される。2)導入遺伝子の発現により、抗腫瘍効果が期待できる他の遺伝子発現が誘導できる。3)癌原発巣のみならず転移巣にも効果が期待できる。という条件を満たす遺伝子の選択にまず取り組んだ。その結果、IL-12はこの条件に見合った物質であり、この遺伝子を遺伝子銃で癌細胞に打ち込む遺伝子治療法が現状において可能であるとの結論を得た。以下がその理由である。1)IL-12遺伝子導入によりIL-12を産生する線維芽細胞(Fib12)を作製し検討に用いた。Fib12をマウスに作製した腫瘍内に打ち込むと抗腫瘍効果が誘導され、更に再度移植した癌細胞に対しても免疫機構が反応した。2)癌細胞にIL-12遺伝子導入を試みたが極めてIL-12の産生量は低レベルであった。しかしながら、腫瘍血管新生が著しく抑制され、腫瘍自体の増殖も見られなかった。3)既に確立された腫瘍血管にFib12を置いたところ、腫瘍血管が破壊され同部の腫瘍が縮小した。4)IL-12は血管新生を抑制するIFN-gammaやIP-10を誘導した。背部に透明窓を装着したマウスモデルを用い、同部に移植した腫瘍に対して遺伝子銃によるIL-12の打ち込みを行い、その後の腫瘍血管と腫瘍増殖の変化について現在検討中である。 さらに、P53下流遺伝子BAI-1や可溶性VEGF受容体の遺伝子銃への応用の可能性についても検討している。
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