研究課題/領域番号 |
09557104
|
研究種目 |
基盤研究(B)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
消化器外科学
|
研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
有井 滋樹 京都大学, 医学研究科, 助教授 (50151171)
|
研究分担者 |
海道 利実 京都大学, 医学研究科, 助手 (80314194)
今村 正之 京都大学, 医学研究科, 教授 (00108995)
|
研究期間 (年度) |
1997 – 1998
|
研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
|
配分額 *注記 |
12,500千円 (直接経費: 12,500千円)
1998年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1997年度: 8,500千円 (直接経費: 8,500千円)
|
キーワード | 肝臓外科 / 遺伝子治療 / VEGF / P53 / Cree-loxp / Flt-1 / HVJ-リポソーム / アデノウィルスベクター / IL-12 / HSV-tkプロモーター |
研究概要 |
肝臓外科の対象には様々な疾患があるが、最も頻度も高く重要なものは原発性、転移性の悪性腫瘍である。また外科にかかわる病態としては様々な原因で生じる肝不全がある。 さらには肝移植にまつわる病態、すなわち早期無機能肝、拒絶反応なども重要な問題である。これらに対して、現在、様々なアプローチにより、機序の解明、治療法の確立に向けた努力がなされている。 このような背景のもとに、本研究は遺伝子導入の手法により、肝臓外科に関する病態に対して新しい治療法の開発を指向して行ったものである。与えられた研究期間中に以下に記すように、本来の目的に沿った成果と直接的には関連したいが重要な成果を得ることができた。 1)肝冷保存時の類同内皮障害に対する血管内皮増殖因子(vascular endothelial growth factor,VEGF)発現recombinant adenovirusを用いた遺伝子治療の有効性 2)エンドキシン肝傷害に対するVEGF発現recombinant adenoviruを用いた遺伝子治療の有効性 3)p53により制御される導入遺伝子発現システムの開発 4)癌の腹膜播種に対する可溶性Flt-1遺伝子治療の開発 5)IL-12遺伝子導入樹状細胞を用いた免疫遺伝子治療の開発 今後は以上の成果を踏まえて、肝臓外科領域の病態のみならず、難治性消化器癌に対しても研究を進めていく予定である。
|