研究課題/領域番号 |
09557133
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
産婦人科学
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研究機関 | 日本医科大学 |
研究代表者 |
荒木 勤 日本医科大学, 医学部, 教授 (40089751)
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研究分担者 |
鈴木 俊治 日本医科大学, 医学部, 助手 (80291722)
澤倫 太郎 (澤 倫太郎) 日本医科大学, 医学部, 講師 (30267174)
米山 芳雄 日本医科大学, 医学部, 講師 (00201096)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
8,000千円 (直接経費: 8,000千円)
1999年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1997年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | 脳虚血 / 脳低酸素症 / ヒツジ胎仔 / 脳底温療法 / アデノシン / テオフィリン / グルコース / 乳酸 / 脳低温療法 / 胎児 / 脳温 / 脳障害 |
研究概要 |
[目的]脳虚血、低酸素症状態において脳低温状態が著明な脳保護作用を保持することが注目されている。脳障害発生の原因となる脳虚血、低酸素症状態をヒツジ胎仔において人工的に作成し、この病態における胎仔低体温が胎仔の温度調節および代謝に及ぼす影響に関する検討を行った。また薬物療法の可能性を探るため、アデノシンおよびテオフィリン投与が脳温に及ぼす影響を検討した。 [方法]胎齢124〜6日の妊娠ヒツジ(n=6)を対象とし、胎仔に約2〜3℃の低体温を維持した後、臍帯圧迫(5分間)および開放30分間を4回施行した。実験中胎仔の脳温、核温血液ガスpH、乳酸、グルコース濃度を経時的に測定した。同様のプロトコールでアデノシンおよびテオフィリン投与をおこなった。 [成績]1.胎仔脳温は、胎仔低温状態中を含め、核温より常に高値を示した。2.胎仔低体温下における臍帯圧迫は胎仔常温下における圧迫に比し、胎仔のhypoxemia、 acidemiaを憎悪させ、血漿乳酸、グルコース値も高値を示した。3.胎仔低体温下では胎仔脳温は臍帯圧迫前より開放後に有意に上昇した。4.テオフィリン投与は脳保護作用に関与する可能性が示唆された。 [本年度研究実績の総括] 脳虚血および低酸素症時に胎仔体温を低下させるpharmacological coolingを含めた、胎仔低脳温導入法の検討が必要と考えられる。
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