研究分担者 |
門田 重利 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (90115163)
済木 育夫 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (80133776)
渡邉 裕司 (渡邊 裕司) 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 教授 (10012642)
小松 かつ子 富山医科薬科大学, 和漢薬研究所, 助教授 (50225570)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1999年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1998年度: 2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1997年度: 7,200千円 (直接経費: 7,200千円)
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研究概要 |
1.ペオニメタボリン誘導体の合成と抗痙攣作用 芍薬成分ペオニフロリン,SH基を含む化合物を腸内細菌Lactobacillus brevisとインキュベーションして,17種のペオニメタボリン誘導体を合成し抗痙攣作用を調べた結果,8-(n-hexylthio)-,8-Cyclopentylthio,8-Cp-toly(thio)-,8-benzoylthiopeonimetabolinに強い作用を見出した.8-benzoylthiopeonimetabolinをカラムクロマトグラフィーで分離し,7S体には強い抗痙攣作用,7R体は筋弛緩作用を示した. 2.ジンセノサイド腸内細菌代謝物の癌細胞の転移・浸潤に及ぼす効果 ジンセノサイドRb1の腸内細菌代謝物(20S)-protopanaxadiol20-0-glucosideは強い癌転移浸潤抑制作用を示した.この作用機序として,この化合物が細胞内の周期関連分子(cyclinD,p27kip,c-myc)に作用して細胞周期の停止,ならびにアポトーシスを誘導していることが判明した. 3.腸内細菌による新しい変換反応の開発 (1)Rheinからrhein anthroneに変換するBacteroides sp.の単離 (2)脱メチル化 Peptos treptococcus sp.の単離 (3)脱フェノール性水酸基Eubacterium sp.の単離に成功した.
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