研究課題/領域番号 |
09557186
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
物理系薬学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
後藤 順一 東北大学, 大学院・薬学研究科, 教授 (80006337)
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研究分担者 |
小林 典裕 東北大学, 大学院・薬学研究科, 助手 (90205477)
池川 繁男 東北大学, 大学院・薬学研究科, 助教授 (90111301)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
13,000千円 (直接経費: 13,000千円)
1999年度: 3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
1998年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1997年度: 6,100千円 (直接経費: 6,100千円)
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キーワード | モノクローナル抗体 / 免疫工学 / ファージディスプレイ / 一本鎖Fvフラグメント / 11-デオキシコルチゾール / 抗メタタイプ抗体 / 抗イディオタイプ抗体 / ウルソデオキシコール酸 / ハプテン / ハイプリド-マ / CDR / scFv / RT-PCR |
研究概要 |
抗体は、免疫方法の工夫により種々の抗原に対して産生しうるため、利用価値の高い機能性分子として重用されてきた。しかしながら、動物の免疫応答性は遺伝的統御を受けるため、十分な結合特性を示す抗体が得られない場合も少なくない。そこで、ステロイド、胆汁酸を例に取り上げ、「抗イディオタイプ抗体」及び「超抗体」の創成を試みた。すなわち、ウルソデオキシコール酸7-N-アセチルグルコサミニドに対するモノクローナル抗体を調製後、これとハプテンとの複合体を免疫原としてマウスに投与し、β-およびα-タイプの抗イディオタイプ抗体を得た。次いでこれら3種の抗体を組み合わせるイディオメトリックアッセイシステムを構築した。本法は従来法に比し10倍も高感度であった。次いで、超抗体の創成を目的とし、11-デオキシコルチゾールに対するモノクローナル抗体産生ハイブリドーマ株より全RNAを抽出し、RT-PCRによりH鎖及びL鎖可変部の遺伝子をクローニングした。ついで、PCRスプライシングによりこれらを連結してscFv遺伝子を構築し、ディスプレイ用ファージミドベクターに挿入したのち大腸菌XL1-Blue株に導入した。この形質転換体にヘルパーファージを感染させてscFvをM13ファージ上に発現させ、固定化11-DCとの反応に基づくパンニングを経て抗11-DC活性を示すscFvを保持したファージクローンを得た。これを可溶型タンパクとして調製し、その性質をトリチウム標識11-DCを用いるRIAにより詳細に吟味した。その結果、本scFvは優れた親和力を示すことが判明した。本フラグメントのCDRに選択的にランダムな変異を導入してミュータント抗体ライブラリーを構築することで、超高感度で高選択的な分析法を可能とする機能性器材の探索が可能と期待される。
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