研究課題/領域番号 |
09557201
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
医薬分子機能学
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
今西 武 大阪大学, 薬学研究科, 教授 (40028866)
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研究分担者 |
小比賀 聡 大阪大学, 薬学研究科, 助手 (80243252)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
10,700千円 (直接経費: 10,700千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
1997年度: 6,300千円 (直接経費: 6,300千円)
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キーワード | ヌクレオシド類緑体 / オリゴヌクレオチド / アンチセンス / コンホメーション / カチオン性リポソーム / 遺伝子導入 / ヌクレオシド類縁体 / 遺伝子医薬品 / オリゴヌクレオチド誘導体 / アンチセンス核酸 / 化学合成 / カチオン性脂質 / リポソーム / カテオン性脂質 |
研究概要 |
申請者らは、遺伝子を標的とした機能性医薬分子の創製を目指し、アンチセンス法・アンチジーン法に適したヌクレオシド類緑体の設計・合成を行ってきた.その結果、糖部コンホメーションをN型に固定したヌクレオシド類緑体の一般的かつ効率的合成法の開拓に成功した.さらに、得られたヌクレオシド類緑体を常法に従いアミダイト化した後、DNA合成機を用い各種オリゴヌクレオチドへと導入し、それら人工オリゴヌクレオチド類の相補鎖核酸に対する二重鎖形成能、及び標的二重鎖核酸(DNA)に対する三重鎖形成能について詳細に評価したところ、これら人工オリゴヌクレオチド類はこれまでに類を見ないほど優れた二重鎖形成能を示したばかりでなく、非常に安定な三重鎖核酸を形成しうることを明らかにした.さらに、in vitroの系或いは培養細胞系において、これら人工オリゴヌクレオチド類のアンチセンス効果について評価を加えた結果、いずれの場合においても標的遺伝子の発現を特異的に抑制することを見出した. 一方、これとは別に安全で効率の高い遺伝子導入の開発を目指し、面対称構造を有するカチオン性脂質の合成を行った.このカチオン性脂質を用い調製したカチオン性リポソーム等の細胞への遺伝子導入効率並びに細胞毒性について検討を行ったところ、得られたカチオン性リポソームは極めて細胞毒性が低いこと、非常に効率的な遺伝子導入が可能であることを見出し、細胞への遺伝子導入試薬として有効であることを確認した.
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