研究課題/領域番号 |
09557219
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
前田 昌子 昭和大学, 薬学部, 教授 (00053869)
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研究分担者 |
小門 周 (小門 〓) 昭和大学, 薬学部, 助手 (20266159)
伊藤 克敏 昭和大学, 薬学部, 講師 (20223141)
荒川 秀俊 昭和大学, 薬学部, 助教授 (70129807)
田島 規子 (寺井 規子) 昭和大学, 薬学部, 助手 (30297022)
金光 まひな (保坂 まひな) 昭和大学, 薬学部, 助手 (30286869)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
11,000千円 (直接経費: 11,000千円)
1999年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1998年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1997年度: 5,400千円 (直接経費: 5,400千円)
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キーワード | 生物発光検出 / イムノアッセイ / イメージング / 生体内微量成分 / 遺伝子の分析 / アセテートキナーゼ / ルシフェラーゼ / ピルベートホスフェートジキナーゼ / 生物発光法 / 生体成分 / BL-EIA / 診断への応用 / ブロッティングアッセイ / 制限酵素断片長多型 / BLEIA / 酵素イムノアッセイ / TSH / ヒト生長ホルモン / インターロイキン |
研究概要 |
生体内には、多種多様の生理活性物質が超微量からある程度の量に亘って存在し、我々の体のホメオスターシスを保持している。このバランスが崩れた時に健康状態を損なう。 臨床化学分析においては、種々の生体内生理活性物質を測定することにより、診断の助としている。存在量の多い物質についての測定は問題ないが、微量又は超微量の生理活性成分の測定に関しては、種々の工夫が凝らされており、なかでも免疫化学反応を利用して生体内の目的成分のみを特異的に分析するイムノアッセイが繁用されている。著者等は既に化学発光検出法を用いた種々の生体成分の超微量分析法を確立し、一部は実用化されている。ホタル等の生物発光の効率は化学発酵法に比べて、その量子収率は約20倍高い。より高感度な生物発光検出法を用いれば、従来検出できなかった微量の成分が検出可能となり、病態の解明に寄与出来る可能性を秘めている。本研究では遺伝子工学で再構成された耐熱性のホタルのルシフェラーゼによる生物発光を検出に用いる超高感度なアッセイ系を確立する目的で以下の検討を行った。 (1)アセテートキナーゼ(AK)を標識酵素とする生物発光検出イムノアッセイによる生体内微量成分の測定 (2)ピルベートホスフェートジキナーゼ(PPDK)を標識酵素に用いる生物発光検出イムノアッセイによる生体内微量成分の測定 (3)ビオチン化ルシフェラーゼを用いる標識酵素に用いる生物発光検出イムノアッセイによる生体内微量成分の二成分同時アッセイ こられの研究により確立された方法は、高感度でその有用性は生体試料の測定にも十分対応可能であった。現在、イムノアッセイの高感度検出法として用いられている化学発光検出法を第二世代の検出法とすれば、生物発光検出法はいわば第三世代の超感度検出法として期待されている。反応が迅速で、高感度で、手軽で、廃棄の簡単な生物発光検出イムノアッセイが種々の生体成分や生体中の薬物等の有力な分析法となると思われる。
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