研究課題/領域番号 |
09558011
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
教育工学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
佐伯 胖 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (60084448)
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研究分担者 |
永井 義人 (株)リクルート, メディアデザインセンター, 課長
美馬 のゆり 埼玉大学, 教養学部, 助教授 (00275992)
大見 嘉弘 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助手 (80282622)
杉本 卓 東京大学, 大学院・教育学研究科, 助手 (00282624)
佐藤 学 東京大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70135424)
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研究期間 (年度) |
1997 – 1998
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研究課題ステータス |
完了 (1998年度)
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配分額 *注記 |
8,300千円 (直接経費: 8,300千円)
1998年度: 3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1997年度: 5,000千円 (直接経費: 5,000千円)
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キーワード | コンピュータ教育 / フレネ教育 / 協同学習 / グループウェア / 授業実践 |
研究概要 |
本研究では小学生が、協同的に、相互の作品(科学的探求の記録、自由作文、絵や写真)を作り、それらを保存し、適宜参照/編集して、より創造的な協同探求活動継続、発展させることを支援するためのグループウェアの基本構成を設計し、それを活用した授業実践のフィールドワーク研究をもとに評価・改善を行い、協同学習をベースとしたコンピュータ教育実践についての新しいツールの開発と実践上の具体的な提言を行った。 グループウェア開発は(株)リクルートのメディアデザインセンターとの協力のもとに、中心的なデザインコンセプトはリクルートの永井義人を含めた研究分担者の討議を経て決定した。 実践としては、子どもの自主的な創造活動を積極的に進め、子どもたちがコンピュータを学習の道具の一つとして、他の道具や教材を活用した活動の中で「必要に応じて」活用する学習環境を構成し、その中で子どもたちが協同的な「作品づくり」(科学的探求だけでなく、自由作文や絵、写真なども含む)を通して、互いの個性を賞味しあい、自らの個性を具体的な形に作り上げるという、フレネ教育の基本理念に即した真の人間教育をめざしたコンピュータ教育の実践が実現した。 実証実験としてコンピュータ利用教育で実績のある東京都港区神応小学校の苅宿学級とフレネ教育の実績のある東京都保谷市立保谷第二小学校の田中学級、さらに、やはりフレネ教育を長年実践してきてはいるがパソコン活用はほとんど行っていなかった東京都荒川区立第三峡田小学校の浅川学級、東京都杉並区立杉並第七小学校の石丸学級が加わり、開発されたソフト(仮称「キッズ・コム」)を利用して子どもたちの自由作文やアルバムの相互交換、電子メール交換などの学級間通信の実験的活用を行ったが、大変使いやすく、子どもたちの学習意欲を喚起し、学校教育にきわめて有効であることが実証された。
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